今年から当センターの診療看護師研修プログラムに参加している永谷(診療看護師研修1年目)です。
今回は先月までローテーションしていた腎臓・内分泌・糖尿病内科での1日をお伝えしていきたいと思います。
ぜひ、お付き合いください。
6:30 出勤
指導医との病棟回診が7:30から始まります。
そのため、この時間までに担当患者さんの経過を把握します。
カルテのチェックだけでなく、気になることがあれば、担当スタッフや患者さんのところに直接足を運びます。

7:30 集中治療室回診
腎臓内科では集中治療室で緊急透析をしている患者さんや、透析開始となるリスクのある患者さんの状態を集中治療医と共に話合います。
日々このような連携を行う事で、緊急透析にもすぐに対応できるチームが作られます。

7:50 病棟回診
指導医と共に病棟の担当患者さんを回診します。
私は主に外科の患者さんを担当しており、担当患者さんの人数は15人程です。
指導医と共に手術前後の血糖値コントロール、透析管理、腎臓や内分泌疾患の検査を行います。

8:30 勉強会
15分程の勉強会です。
日々の小さな疑問もこの場で解決できることも多く、今日から実践できる知識が増えていきます。

8:45 透析室カンファレンス
透析患者さんの方針や注意点について看護師、臨床工学士と確認をします。
患者さんの方針をスタッフ全員の前でプレゼンテーションするため緊張します。

9:00~10:00 透析開始
13床の透析室が外来、入院の患者さんでいっぱいになります。
必要な患者さんには超音波(エコー)などの検査を実施し、心臓の機能評価や体の水分量の評価を行います。
その上で透析内容の変更を行います。
10:00 透析回診
診療部長、指導医、研修医、看護師、臨床工学士、診療看護師で透析患者さんの回診を行います。
ここでプレゼンテーションを行い、全身状態、透析の状態、食事、排泄、検査データ様々なことを確認し、方針を決定します。

11:00 病棟の患者さんの指示、方針変更
透析患者さんも一段落するので、病棟の患者さんの指示変更などを行い、病棟の看護師と連絡を取ります。
透析患者さんがいるため透析室より離れられない事が多いですが、出来るだけ病棟には足を運び、方針や指示を直接伝えます。
電話だとうまく伝わらなかったり、行き違いがあったりするため、出来るだけ直接コミュニケーションをとることを心がけています。
13:00 お昼休憩
昼食の時間です。
この日は部長に海鮮丼をごちそうになりました!
みんなで食べるご飯はいつもおいしいです。

14:00〜15:00 透析患者さんの入れ変わり
午前と午後の透析患者さんの入れ変わりがあります。
その後、午後の透析患者さんの回診を行います。

17:00〜 終礼
1日の振り返りを医師と診療看護師で行います。
各々受け持ちの患者さんの状態、明日の方針を共有します。
腎臓・内分泌・糖尿病内科部長、指導医からしっかりと足りない部分を指摘してもらい、わからないことは教えて頂いています。
これにより患者さんにより安全な方針の医療を提供できます。
業務自体は、全ての透析患者さんが透析室を退出したら終了です。
業務終了後
今日疑問に思った事、指摘された事を勉強をします。
勉強には医学書、勉強会で共有して頂いた資料などを使用します。
明日からすぐ使えるようにノートにまとめます。
帰宅後
シャワーをあびて、食事をして、好きなゲームをして、もうちょっと勉強をしようと・・・気がついたら寝ています。
以上、簡単ですが、診療看護師研修生の1日をまとめさせて頂きました。
当センターの腎臓・内分泌・糖尿病内科の医師、看護師、臨床工学士、薬剤師、看護助手さんたちはみなプロフェッショナルで、毎日とても勉強になります。
一緒に仕事ができて大変光栄です。
そして、改めて患者さんから色々教わることが多いと実感する毎日です!
今の仕事を通して、医療の中での「診療看護師の価値」を創造して、提供していく必要があると感じています。
今後、診療看護師が普及するかどうかも自分たちが「診療看護師の価値」を創造できるかにかかっているので、全力で頑張りたいと思います!
写真撮影に協力して頂いた皆様、ありがとうございました!
今回の記事担当
永谷創石/soseki nagatani

【趣味】
ゲーム
【診療看護師を目指したきっかけ】
看護師は各病棟(外来、病棟、集中治療室など)に所属のため、患者さんが担当の病棟から移動すると関わらなくなってしまうことが多いです。
入院中に病棟を越え、1人の患者さんにずっと関わる看護師がいたら、今よりも看護全体の質が上がると考え、診療看護師を目指しました。