田端 実

たばた みのる
医師/心臓血管外科/部長

チーム力と正確な情報、それが東京ベイの心臓血管外科です。

2013年9月に当センターの熱気あふれる雰囲気に惹かれ、心臓血管外科部長に就任いたしました。高いスキルと熱意を持った多職種スタッフがチームワークと自己研鑽を重ねて、心臓血管外科が新設されてから3年で年間400例以上の心臓・大動脈手術を行うチームとなり、5年目には年間500例に迫るほどに成長し続けています。
これまでハーバード大、コロンビア大、榊原記念病院などで心臓・大動脈手術を数多く執刀してきましたが、ここが心臓外科医として仕事をするベストな環境です。内視鏡下心臓手術や経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI, タビ)、経カテーテル僧帽弁治療(MitraClip, マイトラクリップ)といった最先端治療に力を入れておりますが、どのような先端治療にも欠点・弱点がありますので、常にチームで患者さんにとって最適な治療を選択し、また治療の欠点・弱点を含めて術前に分かりやすくご説明しています。
チーム力と正確な情報、それが東京ベイの心臓血管外科です。
心臓・大動脈手術についてお気軽にご相談ください。

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専門領域

  1. 低侵襲心臓手術(MICS)、経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI, TAVR)、経カテーテル僧帽弁治療(MitraClip)
  2. 弁膜症手術(僧帽弁形成術、大動脈弁形成術、三尖弁形成術、人工弁置換手術)
  3. 大動脈瘤手術、冠動脈手術、メイズ手術、その他成人心臓血管外科全般

資格・学位・所属学会

  • 心臓血管外科専門医・心臓血管外科専門医修練指導者
  • 外科専門医
  • 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR, TAVI)指導医
  • 医学博士・公衆衛生学修士
  • American Association for Thoracic Surgery
  • American College of Chest Physician
  • Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery
  • European Association for Cardio-Thoracic Surgery
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本心臓血管外科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本低侵襲心臓手術学会
  • 日本経カテーテル心臓弁治療学会

略歴

  • 1999年 東京大学医学部卒業
  • 1999年 東京大学医学部附属病院 一般外科研修
  • 2003年 新東京病院 心臓血管外科レジデント
  • 2004年 Brigham and Women’s Hospital 心臓外科フェロー
  • 2007年 ハーバード大学公衆衛生大学院卒業
  • 2007年 Columbia University Medical Center 心臓胸部外科インストラクター
  • 2008年 OLV clinic(ベルギー) 低侵襲心臓手術フェロー
  • 2009年 榊原記念病院 心臓血管外科スタッフ(2013年9月より非常勤)
  • 2012年~ 慶應義塾大学医学部非常勤講師
  • 2012年~ 杏林大学医学部非常勤講師
  • 2013年~ 現職
  • 2015年~ 東京慈恵会医科大学非常勤講師
  • 2016年~ 現在 聖マリアンナ医科大学非常勤講師
  • 2019年~ 現在 虎の門病院循環器センター外科特任部長

患者さんに伝えたいこと

心臓手術の結果は外科医の個人技のみでは決まりません。「神の手」ではなく「個々の高い技術×チーム力」で患者さんの心臓を守ります。まず大事なのは、手術が本当にベストな治療であるかという判断です。我々は循環器内科医と毎日共に考え、各々の患者さんに最適な治療を選択しています。手術は心臓手術の経験豊富な麻酔科医、臨床工学技士、看護師とともに行い、術後は循環器内科医、集中治療医、理学療法士(リハビリ)、看護師とともに安全かつ早期に社会復帰できるようサポートいたします。また、当院は多様なエキスパートが在籍する総合病院であり、心臓以外の持病や合併症にも十分対応できます。
またどのような手術にも必ずリスクや欠点、弱点があります。それらが表に出ていない治療は信用するべきではありません。我々は各手術のリスク、弱点を含めて、わかりやすく十分に説明をします。また、万が一合併症が起こった場合も、迅速かつ正確にお伝えして、それに対して適切な治療を行います。

高い質を保ちながら患者さんの体の負担を減らす

心臓外科は心臓を守る最後の砦であり、手術でしか出来ないことがたくさんあります。ただし、薬やカテーテルによる治療に比べて体の負担が大きいのも事実です。手術でしか出せないクオリティをより小さな侵襲で提供したい、これが私たちの思いです。
胸骨を切らないまたは半分だけ切る低侵襲心臓手術(MICS)を2004年から行っており、適した患者さんには完全内視鏡下手術を行っています。その手術創はダヴィンチを用いたロボット手術と同等かさらに小さく、コストは数十分の一です。高度な技術と細やかな周術期管理で疼痛軽減、無輸血または最小限の輸血、早期退院、早期社会復帰を実現します。 MICSだけでなく通常の心臓・大動脈手術においても、術後の痛みや体の負担を最小限にするよう心がけています。

教育や職場環境のこだわり

診療チームのメンバーが疲労困憊していたりやる気をなくしていては、とても患者さんを元気にすることはできません。昔ながらの精神力重視の心臓血管外科ではなく、職種や科を超えて支えあう安全かつ効率よいシステムを目指しています。また、年齢や出身大学に関係なく能力のある医師には存分にチャンスを与え、医師以外のスタッフとも互いの専門的知識を共有できるよう共に学ぶ機会を設けています。良い教育体制や職場環境は、優秀な人材を惹きつけ、彼らが思いきり働けることで、患者さんへの質の高い医療として還元されます。

病院間連携でより便利で質の高い医療を

当科は、心移植や心臓補助装置を必要とする重症心不全以外のすべての成人心臓手術を行える体制を整えています。重症心不全については、専門の大学病院と連携しております。その他疾患においても当科で最良の治療が行えない場合は、プロからみて最も信頼できる医師・病院をご紹介いたします。心臓・血管手術全般についてまずはお気軽にご相談ください。
また退院後は、ご自宅や職場近くのかかりつけ医と密な連携を取り、便利で安心な2人主治医制(かかりつけ医と当院医師)で患者さんの術後の健康をサポートしていきます。
東京駅直結の榊原サピアタワークリニックとも連携しており、毎月第一金曜日に外来を行っています。都内・遠方の方はそちらもご利用ください。

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