渡辺 弘之/Hiroyuki Watanabe

渡辺 弘之

わたなべ ひろゆき
医師/副センター長
循環器内科/ハートセンター長

一人の心臓をハートチーム全員で診る

変化し続ける病に最適・最高の医療を提供するために、私たちは、個別の能力維持と、チームワークの実践に努力を惜しみません。私たちのからだは常に変化しています。その変化の過程で病気が起こり、その状態も変化し続けます。皆様のからだの変化や病に適切に対応するためには、そのときどきに応じたベストの治療を選択しなければなりません。

東京ベイ・浦安市川医療センターのハートセンターは、すべての知識を集約して、あなたの今の状態を診断し、その将来を予測します。そして、みなさまにとって最適の治療を提供します。私たちのハートチームには、その使命を遂行するため、豊富な経験をもち、一歩先を目指す循環器内科と心臓血管外科、高い技術と志を持つコメディカルスタッフがいます。そして、お互いの能力が最大限に発揮されるようにチームワークを大切にしています。そのために日々、相互理解のためのクロストレーニングを実践しています。
どうか安心して私たちハートチームを皆様の健康管理にお役立てください。

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専門領域

1. 心エコー図学
2. 弁膜症
3. 循環器一般

資格・所属学会

• 日本心臓病学会特別正会員 (FJCC)
• Fellow of the American College of Cardiology (FACC)
• 日本心エコー図学会 評議員
• 日本循環器病学会

略歴

• 1987年弘前大学医学部卒業
• 1994年神戸市立中央市民病院 循環器センター フェロー
• 1995年大阪市立大学 第一内科
• 2000年大阪市立大学医学部 循環器病態内科学 助手
• 2005年榊原記念病院 循環器内科 医長兼心エコー室長
• 2010年榊原記念病院 循環器内科 部長
• 2012年現職

•千葉大学大学院 特任教授

患者さんに伝えたいこと

心臓の病気を必要以上に怖がらないでほしいと思います。高血圧も狭心症も、弁膜症もすべて心臓の病気です。心臓は、私たちが寝ている間も懸命に動いています。そこに起こる異常はすべて心臓病ですが、多くの病気が治せる病気に変わっています。怖がって、悩んでいるだけでは解決できません。まず、病院に来てください。しっかりと現実を見つめ、対策を考えましょう。私たちは常にあなたをサポートするチームの一員です。

私の治療に対する姿勢

まず、あなたのお話を徹底的に伺います。診察は、必ずベッドに横になっていただいて、身体所見をとります。時にはその場で心エコー図検査を行います。病気のタイプによって検査を組み立てて、病気の中身を探ります。そして、診断結果を十分にご理解いただいた上で、最良の治療を一緒に考えます。
一つの病気には、最適な一つの治療が選択されるべきです。内科に行ったら内科治療、外科に行ったら外科手術ではなく、内科と外科が知恵を絞って、一人一人に最適の治療を考える。そのためにハートセンターが作られたのです。
患者さんにも、そのご家族にも正しい知識や情報を提供し、最適な治療に向かって皆様を支援すること、それが私たちの仕事です。

例えば心臓弁膜症

高齢者が増え続ける日本では、特に弁膜症は増え続けています。弁膜症診療で大切なこと、ご存知ですか?  まずは正確な診断です。なぜ、どうして、どのように弁膜症になったのかを知らなければいけません。これを弁膜症のメカニズムといいます。次に、弁膜症の重症度を、科学的に分析する必要があります。そして、手術リスクと心不全のリスクを十分に検討して、手術のタイミングを決定することです。そのためには、あなたと、内科と外科が知識を共有し、一緒に考えることが大切なのです。
弁膜症と聞いて、恐れているだけでは解決に近づきません。正確な診断と丁寧な解説で、ご自分の現状を十分理解していただくことが最も大切。それに基づいて、外科と内科が一つのチームとしてあなたをサポートします。

セカンドオピニオンとしても活用してください

仮に専門外の場合、喜んで他の病院をご紹介します。セカンドオピニオンとしても活用ください。患者さんご自身が適切な治療を掴んでいただくため、「選べる」ということが大事です。私たちは周囲の病院と連携し、互いの存在を尊重・共生してます。それが、患者さんにとって安心して医療を受けられる環境作りになりますし、これからの日本の医療のためにも必要だと思います。

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