リハビリ室で行った在宅酸素療法の研修会を紹介します。この研修会は、主に2年目スタッフを対象とした教育研修の一環で行い、酸素濃縮器・酸素ボンベ・同調器等を実際に体験しました。機器の使い方だけでなく、実際に自らが使用して体験をすることで、患者さんに指導しに役立てるために行いました。
在宅酸素療法の酸素濃縮器
電源を要する酸素濃縮器から酸素が供給され、バッテリー駆動が可能なポータブル式もあります。酸素延長チューブは10~15m程まで届きます。
★スタッフの感想

長いチューブを引きながら歩くのは楽ではなかったです。患者さんもご家族もチューブに絡んで転ばないよう、注意が必要だと感じました。
在宅酸素療法の酸素ボンベと同調器
主に外出時に使用します。
★スタッフの感想

病院で使うボンベはとても重いですが、在宅用は軽くてびっくりしました。
また、同調器の働きにより、患者さんが息を吸うタイミングに合わせて酸素が出ることで、酸素の使用量を節約できます。
★スタッフの感想

“プッ、プッ”と呼吸に合わせて酸素が出て、連続流とは違う感覚でした。

吸えていない時にアラームが鳴るので、患者さんは安心だと思います。
在宅酸素療法の運搬器具
酸素ボンベの運搬はキャリーが一般的ですが、シルバーカーやリュックもあります。


★スタッフの感想

シルバーカーは、歩行が不安定な患者さんには歩きやすそうです。

リュックは、筋力体力が十分な患者さんの移動には、便利だと思いました。
在宅酸素療法の酸素業者サービス
★スタッフの感想

災害や停電時に酸素ボンベを自宅に届けてくれるサービスは、患者さんの安全と安心につながると思いました。

旅行先のホテルに酸素濃縮器やボンベを届けてくれるサービスは、患者さんの余暇活動を制約しないので素晴らしいです。
在宅酸素療法を必要とする患者さんのリハビリや指導に役立てられる、有意義な研修会でした。
