骨密度検査(DEXA法)のご案内
当センターでは紹介患者さんの骨密度検査(DEXA法)を2018年4月1日より行っています。
骨密度検査とは
骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。
ミネラルが不足してくると骨が脆くなり、骨折しやすくなります。
骨密度を数値化する事で骨量の減少を早期に発見し、骨粗鬆症の適切な予防や治療を行うことが可能になります。
当センターの装置
HOLOGIC社製 Horizon Aを導入しています。

当センターではDEXA法を用い、腰椎と左大腿骨頸部の2方向を撮影し骨密度の解析を行っています。
DEXA法を用いた骨密度検査は他の骨密度検査と比べて検査の信用性が高いと言われています。
腰椎、大腿骨頸部は骨粗鬆症による骨折が生じやすい部位であるため、測定することで直接的に骨の状態を評価することが出来ます。
検査は仰臥位で行います。検査中は息を止める必要はありませんが、動かないようにしていただきます。
検査部位に衣類の金具・ボタン・シップ等がある場合は外していただきます。
検査時間は15分~20分程度になります。
検査結果について
以下のような結果をC Dと紙媒体でお渡しします。
測定値は、年齢別の平均値とともに表示されるためとても分かりやすくなっています。
また過去に検査した結果と比較して骨密度の変化もみられます。
先生方が診断に使用していただく詳細なデータになります。C Dの中に含まれます。
患者さんに解りやすく骨密度の結果を表示しています。
検査をお勧めする方
・65歳以上の女性、また危険因子(喫煙、飲酒、骨折の家族歴)を有する65歳未満の閉経閉経周辺期以降の女性
・70歳以上の男性、また危険因子を有する50歳以上70歳未満の男性
・これまでに転倒などの軽い衝撃により骨折を起こしたことのある方
・骨粗鬆症をきたす病気(関節リウマチ)にかかっている方や、ステロイド剤などを投与されている方
・低骨量を呈する疾患(甲状腺疾患、糖尿病、慢性腎臓病、肝疾患など)
・慢性的な栄養失調あるいは吸収不良の方
注意事項
前回の検査から4ヵ月以上経過していない場合は保険適用になりませんのでご注意下さい。
検査を受けられない方
・妊娠又は妊娠の可能性のある方
・ペースメーカーが腹部にある方
・検査の1週間以内にバリウム検査、造影検査、RI検査を受けた方
・検査部位(腰椎・両大腿骨)全てに体内インプラントを挿入している方