当センター放射線室の放射線技師 菅原さんの論文が医学雑誌 Journal of Computer Assisted Tomographyにpublishされました

当センター放射線室の放射線技師 菅原さんの論文が医学雑誌 Journal of Computer Assisted Tomographyにpublishされました

【論文要約】
M R Iでは体内に含まれるタンパク質を画像化するAmide Proton Transfer(A P T)イメージングという撮像技術があります。

脳腫瘍など多くの悪性腫瘍には豊富なタンパク質が含まれます。A P Tイメージングは造影剤の必要もなく、異常に増えたタンパク質を定量評価できるため良性と悪性の区別や悪性度判断の一助として世界でも注目されている分子イメージングです。

また、アルツハイマー病などの神経変性疾患では脳内に異常なタンパク質凝集体が観察されることからA P Tイメージングを使用した研究も進んできています。

この研究では、健常な成人(若年〜高齢)の脳内にどのくらいのタンパク質が蓄積されているか検証しました。
結果として、使用したイメージング条件下では脳内の異常タンパク質量に差はほとんどなく、年齢や性別に依存していないことが解りました。

以上から、A P Tイメージングによって得られた信号値の変化を見るとき年齢や性別を考慮する必要がないこと、さらに各脳領域の標準的なA P T信号値が取得できたことで、症例を比較する時に正常と異常を判断する一つのツールとして役立つ可能性があります。
今後も検証を重ね、最新の画像技術が提供できるように頑張りたいと思います

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