薬剤師レジデント通信⑫ ~台東区立台東病院での研修奮闘記~

こんにちは、薬剤師レジデントプログラムWGです。
薬剤師の臨床スキル修得のため、また私たち自身の教育意識の醸成のため、東京ベイでは今年度より新たな取り組みを始めました。
東京ベイ・浦安市川医療センター 薬剤師レジデントプログラム | 東京ベイ・浦安市川医療センター (tokyobay-mc.jp)
地域研修中の薬剤師レジデントより、近況をご報告いたします。

10月からいよいよ地域研修が始まりました!
今回は、台東区立台東病院(以下、台東病院)での研修の様子についてご紹介します。

台東病院は、一般病棟40床、回復期リハビリ病棟40床、療養病棟40床の計120床からなり、さらに老人保健施設150床が併設されています。10月から3か月間、通常の薬剤師業務に加え、施設の特徴でもある高齢者医療(栄養サポートチーム、Polypharmacy=多剤併用問題など)について学びます。
それでは、これまでに経験した研修内容の一例を挙げます。

① 医師の訪問診療同行

高齢で通院が難しい患者さん宅への訪問診療に同行する機会がありました。診察での聞き取りやバイタルチェックに加えて、患者さんの自宅での暮らし方や生活環境を実際に目で見て確認し、転倒リスクなどの日常生活に潜む問題点を医師とともに考えました。それらの問題点に対し、薬剤師としてできることはないかと処方薬を見直し、先輩薬剤師と相談しながら薬剤の追加や減量等を検討しました。そして診療後の医師と「これまでの治療」と「これからの療養生活」という視点を持って話し合い、結果として今まで飲んでいた薬から1剤減らすこととなりました。在宅患者さんは入院患者さんと異なり、介入後の状態変化を医療者が毎日確認することが難しいため、薬物療法に関わる責任の大きさを改めて実感しました。
訪問診療という貴重な機会をいただき、患者さんの今ある生活に即した医療を提供することの重要性を肌で感じることができました。

② 多職種研修

台東病院の特徴のひとつに、多職種連携にとても力を入れていることが挙げられます。院内で定期的に開催する多職種研修会があり、新入職員対象の多職種模擬カンファや他部署研修に参加しました。
これらを経験するたびに、薬剤師以外の職能の理解を深めることができました。同時に、互いの職能を理解した上で関係性を築いていくことが、患者さんへ質の高い医療を提供することにつながることも学びました。

最後に、台東病院研修中のおススメスポットをご紹介します。

こちらは鷲(おおとり)神社の写真です。そして、鳥居の右奥に見えるのが台東病院です。病院のすぐ目の前にあるこの鷲神社では、毎年11月に浅草の有名な「酉の市」が行われます。

こちらは今年の酉の市で撮影されました。酉の市名物の華やかに装飾された熊手の数々とお祭りの賑わいは圧巻だったそうです。このような、その土地ならではの文化に出会えることも地域研修の楽しみの一つですね。

気が付けば、あっという間に台東病院での研修が2か月を過ぎました。高度急性期を主とする東京ベイとは異なり、慢性期医療ならではの課題に直面することも多くあります。そんなときこそ日々新鮮さと刺激のある充実した研修を経験していると実感しています。台東病院での貴重な経験を自身の力に変えて、今後も引き続き臨床スキルの向上に努めていきたいと思います!

このような関連施設での地域研修も、このレジデントプログラムならではの取り組みです。
これからも薬剤師レジデント一期生の研修報告をご紹介してまいります。

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