薬剤師レジデント通信⑥ ~オンライン勉強会 伊東市民病院 災害医療編~

こんにちは、薬剤師レジデントWGです。
連携施設間で行っているオンライン勉強会では、各施設の特色をテーマにすることがあります。
そこで今回は、伊東市民病院の災害医療認定薬剤師による災害医療の勉強会の様子をご紹介いたします。

伊東市民病院は伊豆半島の中核病院として、地域医療を担っています。医療を受けられる環境は地域によって異なり、この伊東市民病院でも「どんな疾患でも受け入れられる」病院であることが求められています。また、災害拠点病院として、災害医療の実施、DMATチーム派遣※を行っています。
※「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義され、専門的な訓練を受けた医療チームを指します。

さて、災害が起きたときに果たすべき医療機関の使命といえば、もちろん必要な医療を提供することです。しかし災害時には、電気や水道のほか、スタッフや医療物品の物流など、平時は当たり前と感じる社会基盤が影響を受けることは少なくありません。
この勉強会では、災害時に医療を提供し続けるために、病院薬剤師ができること、平時から準備するべきことを取り上げました。
診療を行うための医薬品を確保すると一口に言っても、それまでには様々な過程を含んでいます。患者さんに安全な薬を届けるためには、種々ある医薬品の選定から、安定した供給の確保、管理された保管状況の維持など、何段階もの過程が含まれます。
災害を乗り越えるためには、病院がどんな地域にあるのか、病院の規模や地域での役割、薬剤師の平時の業務と、災害時の業務について、優先順位を再考することが重要だというディスカッションもありました。

ほか、日本の防災計画の体系、関連する法規制をはじめ、過去の災害で実際に薬事的判断に困ったとされるケースを共有しました。また医療機関を模した建物による震災シミュレーションも紹介され、病院で使用する物品や医薬品カートの防災対応を検討しました。

災害はいつ、どこでも起こりえます。誰もが当事者になる可能性があります。東京ベイをはじめ、各施設が平時から準備することの重要性を再確認した会でした。

レジデントプログラム連携施設である伊東市民病院では、地域医療の実践を学びます。

伊東市民病院(ito-shimin-hp.jp)

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