CAIってなに? 2021年春に新しくできた資格についてお知らせします。子どもの食物アレルギーやアトピーに悩むご両親へ〜アレルギー疾患療養指導士(CAI)と一緒に出来ること探してみませんか?〜

皆さんこんにちは。4階南病棟兼小児科外来を担当し、この度※アレルギー疾患療養指導士(CAI)という認定資格を取得した看護師です。※以下CAI表記とします。
今回は、CAIという資格についてご紹介したいと思います。

現在、日本人の約半数がアレルギー疾患に罹患していると推測されています。そして、アレルギー治療薬も大いに進歩していますが、良い薬をもらってもそれを正しく使うことができなければ効果は現れません。そこで認定機構は、~どこでも、誰にでも、最良のアレルギー医療を~というのを目指して、アレルギー専門医のいないところでも同等の医療が受けられるように、今年10月から新たに“日本アレルギー疾患療養指導士(Clinical Allergy Instructors)”という認定資格ができました。

CAIは、アレルギー専門医がいなくても同じようなアレルギー医療が受けられるようにアレルギー疾患の治療や管理に関する専門的知識を有し、患者さんや家族への指導スキルを兼ね備えたコメディカルスタッフのことを指します。資格としては、小児・成人関係なくアレルギー疾患を抱えるすべての患者さんが対象です。
一般社団法人 日本アレルギー疾患療養指導士認定機構:https://caiweb.jp

当院では、水曜日午後の小児アレルギー外来において小児アレルギー専門医の指導の下、アレルギー疾患を抱えるお子さんやご家族のサポートを始めました。(2021年12月時点で指導対象は小児のみです)
活動内容としては、アトピー性皮膚炎とともに生きる患児とご家族が前向きに治療に取り組めるようお話を聞いたり、ご自宅で軟膏塗布が正しく継続して行えるよう一緒に考えたり、喘息疾患を抱える患児の現在の状態を把握する検査のサポートなどを行っています。

小児病棟においても、喘息の患者さんに吸入薬の使用方法に関する指導やアトピー性皮膚炎の患者さんに正しい体の洗い方や軟膏の塗り方指導などを行っています。
「薬をもらって塗っているのに、全然良くならない。」「薬を塗り忘れてしまう。」「この薬って必要なのかな?」といった、アレルギーに関しての悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?

アレルギー疾患との戦いは長期戦になることが多いため、お子さんもご家族も大変な思いをされていると思います。治療期間が長期かつ結果が見えづらいところもあり、「ただでさえ忙しいのに…」「他のみんなはこんなことしてないのに…」「こんなにステロイド使って大丈夫かな。」など色々な悩みを抱えている方が多くいらっしゃると思います。

長期治療をしている親御さんからは、「子どもが嫌がってできないんです。」「やりなさいって言ってもやろうとしなくて。」というお話を聞くことがあります。一方、お子さんからは「(先生には言いづらいけど…)実はあんまりできてない。」「あんまりやれって言われたくない。」「こんなことやりたくないのに。」と、普段医師や家族には言えない思いを伝えてくれる子もいます。

看護師をはじめとしたコメディカルスタッフは、薬の処方はできませんが、お子さんや親御さんからのそういった思いを傾聴し、その患者さん一人一人に合わせて一緒に計画を立てて治療に取り組んでいくサポートをすることはできます。専門のスタッフが介入することで、うまくコントロールできていないケースでも「何」が治療を妨げる原因となっているか一緒に考えることで、アレルギー疾患を抱える患者さんが主体となって治療に向き合えるような体制を整えることができます。お子さんとご家族だけでアレルギーに関する色々な悩みを抱えこまず、アレルギーの専門家であるCAIと一緒に悩みを共有してみませんか?

お子さんのなかなか良くならない食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息に悩まされているご両親がいらっしゃいましたら、お気軽に「小児アレルギー外来」までご相談ください。

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