安全に配慮した入院中のこどものベッド選びとは?~小児病棟で使用しているベッドを紹介します~

皆さんこんにちは!小児病棟ナースです。皆さんは病院のベッドってどんなイメージを持っていますか?家族が入院したり、また、ドラマなどで出てくるいわゆる「大人の入院患者さん用ベッド」は見たことがある方も多いかと思います。

実は、小児科は全病棟の中でも一番たくさんの種類のベッドが置いてある病棟です。私達小児病棟ナースは、いくつかのベッドの種類の中から、そのお子さんに一番合ったベッドを選択できるように日々精進しています。今回は、小児病棟で使用するベッドの種類をいくつか紹介しますね。

1.コット

おもに生まれたばかりの新生児が使用する、箱のような形のベッドです。お隣の産婦人科病棟でよく使用されていて、生まれたばかりの赤ちゃんはこのベッドに寝ていることがほとんどです。小回りが利きお母さんと一緒に動きがとりやすいことや、ベッドの枠は透明になっていて観察がしやすいことなどが特徴ですが、とても小さいので使用できる月齢は限られます。

小児病棟では、新生児の入院があった場合に使用しますが、移動の際にストレッチャーの代わりとしても使用します。安全のために抱っこでの移動はしておらず、赤ちゃんが検査へ行くときにはこの「コット」に乗って移動します。

2.保育器

生まれたばかりの新生児で、観察が必要な場合におもに使用しています。こちらもお隣の産婦人科病棟と一緒に使用しています。ドラマなどで見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、保育器の中にもいろいろと種類があり、用途に合わせて選んでいます。

3.サークルベッド

いわゆる「小児用ベッド」です。当センターには大きさが2種類あり、お子さんの年齢に合わせて選んでいます。ベッドの柵は一番上まで上げると少し高めですが、高さを2段階設定することができ、看護師やご家族の方がそばに居られる時間帯では調整して使用しています。

4.成人用ベッド

一定の年齢や身長を超えると大人の患者さんと同じサイズのベッドになります。大人の患者さんと同じベッドでも、柵の数をどうするか、ベッドの高さは適切か等いくつか検討事項がありますので、それをスタッフ同士で相談しながら決めています。

いかがでしたか?お子さんが使用するベッドの種類を決めるのには、病院で決められた規定があります。しかし、子どもたちは本当に個性がいっぱいです。規定通りに選択をして入院の準備をしても、本人に会ってみるとなんかいまいち合ってないかも…という場合も時々あり、それぞれのお子さんの個性を踏まえた判断が必要です。

年齢的にはサークルベッドに当てはまるけれど、すごく身体能力が高くて柵を登ることができるようなお子さんもいらっしゃり、「将来は体操選手だね」と言いながら保護者の方と相談することもあります。お子さんの普段の様子を一番ご存知なのは保護者の方なので、ベッドを決める際にはご意見をいただくこともよくあります。

これからも安心で安全な療養生活が送れるよう、保護者の方々のご意見もいただきながら環境を整えていきたいです。

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