外来でも入院でも「つながる看護」で子どもたちの健やかな成長を支えます〜ONE TEAMの東京ベイ小児病棟/外来看護〜

みなさんこんにちは!小児病棟/小児外来ナースです。
今回は、当病院の小児病棟/小児外来をご紹介したいと思います。

小児病棟/小児外来ナースってどんな雰囲気?

この文章を書いている私も、以前は成人の一般病棟で何年も勤務していました。その時の小児ナースのイメージは、「やさしそう」「明るそう」といった一般の方たちが思うイメージと同じようなものと、「子どものケアは大変そう」という、漠然とした、ちょっとマイナスのイメージも持っていました。小児病棟に実際に勤めてみて感じたのは、「やさしい」「明るい」「子どものケアは大変」その3つのイメージは、一言で言うとすべて正解でした。

当センターの小児科/小児外科の対象は0歳から中学生まで。小児ナースが一番先に勉強することは、何歳でどんなことができるようになるのかなどの発達段階です。もちろん学生時代にも勉強するのですが、勉強した(覚えた)、ということと実際に日々のケアに活かすことができる、ということは残念ながらイコールではありません。当たり前ですが、0歳児に行う看護と、小学生(といっても幅広いですが)に行う看護は、根本は同じでも方法は全く違います。

先に成人看護を経験した私にとって、看護計画に「発達段階」が加わるということは、はじめは自分の思考回路にもう一段階ハードルが増える、というような感覚を覚えました。しかし、発達段階によって同じ病気でもケアの方法が変わるということは、対象の個別性を積極的に取り入れる必要があるということですので、これを経験するととても面白く、また自分のこれまでの看護を見直す経験にもなりました。

当センターの小児病棟/小児外来看護は

当センターの小児病棟/小児外来の看護の特徴は、外来と病棟が一本化されているということです。一般の方には少しわかりづらい表現ですが、これは病棟ナースと外来ナースが一つの組織に所属している(同じ部署に所属)ということになります。一本化されていることの利点は、同じ目標を共有しやすいことと、「小児を看る」目を持ったナースが外来診療にあたり、それを病棟に引継ぎやすい、また病棟を退院した後に、外来へ情報を引き継ぎやすいということです。

病棟と外来は、運営上は別のように感じる組織ですが、密に連携していなければなりません。当センターの外来ナースは、病棟で朝の申し送りを聞き、そのあと外来での業務を開始していますので、重症の患者さんや、特別に注意を要する患者さんの情報を把握しています。その情報を、退院した後の外来受診での対応に活かせるということになります。

地域の子どもたちのために

東京ベイ・浦安市川医療センターは、地域に根差した急性期病院です。具合が悪くて受診する方はもちろんですが、疾患を抱えて定期的に通院しながら生活しているお子さん、その他にも健診や予防接種、学校健診後の精密検査など、受診の理由は様々です。私たち小児病棟/外来ナースはこれからも、近隣の開業医の先生方と連携しながら、地域で暮らす子どもたちが健やかに成長できるようにお手伝いしていきたいと思います。

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