従来、椎間板ヘルニアの治療方法は従来保存治療と手術治療に分けられていましたが、2018年に使用開始となった椎間板内酵素(ヘルニコア)注入療法は新しい治療方法で、保存治療と手術治療の中間的な位置にあたります。
ヘルニコアの有効成分であるコンドリアーゼは、椎間板内に直接注入されることにより椎間板内圧を低下させるため、ヘルニアによる神経圧迫の軽減と、痛みの改善が期待できます。
局所麻酔で行う治療ですが、当センターでは基本的に1泊の入院で行っております。再発や他椎間のヘルニアを含めて一度のみ使用できる治療薬です。
ヘルニコアは椎間板ヘルニアを縮小させる現在唯一の薬剤で、簡便で、一定以上の効果が期待できます。椎間板ヘルニアを長く患っている方は検討の余地があるかもしれません。一度ご相談ください。
画像提供:科研製薬株式会社
ヘルニコア注入療法の詳しい説明は下記リンクよりご覧いただけます。
2020年3月 東京ベイ・浦安市川医療センター 整形外科