食物アレルギーのある患者さんに安心して病院食を召し上がっていただく為に

こんにちは、栄養室です。食物アレルギーのある人は近年増加傾向にあると言われており、当センターにも様々な食物アレルギーのある患者さんが入院してきます。

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは、「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫医学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」と定義されます。つまり、ある特定の食物を異物と捉えて過敏に反応してしまい、蕁麻疹や咳が出る、お腹が痛くなる等の症状が出る状態のことです。

また、全身の複数の臓器に症状が現れる場合をアナフィラキシーといい、血圧低下や意識低下を伴う場合をアナフィラキシーショックといいます。アナフィラキシーショックになると、場合によっては命を落とすこともあり、楽しみである食事が危険なものに変わってしまいます。

病院では患者さんの疾患や体格に合わせて約70種類の献立を作成しており、提供される食事も様々です。そのような環境の中で、患者さんに適正な病院食を提供する為に、念入りな確認が必要です。

看護師より、「卵が食べられないみたいです。」と連絡がきた場合には、どこまでの除去が必要か確認をする為、患者さんに話を聞きに行くことがあります。「卵を食べるとお腹が痛くなる。マヨネーズも食べてない。」とおっしゃった場合には、卵が少しでも入っているものは全て除去した食事を提供します。患者さんと実際に話をすることで、詳細な確認ができます。

適正な食事提供の為の工夫

適正な食事を提供する為に、当センターの厨房では様々な工夫をしています。

(図1)

患者さんも目で見て安心

アレルギーのある患者さんが安心して食べることができるよう、食札には料理名だけでなく、食材と調味料も記載しています。(一部例外あり)患者さんは何が料理に使用されているか知ることができます。

(図2)

今後も、アレルギーのある患者さんも安心して食べられる病院食の提供に努めます。

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