いつだって患者さんの味方です!〜管理栄養士は、あなたの「食べちゃった」を責めずに寄り添います〜

こんにちは、栄養室です。
突然ですが、皆さんは栄養指導にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
私は栄養指導後に、「怒られるかと思って、すごく緊張していたんです。これならもっと早く来ればよかったです。」と患者さんから言われたことがあります。栄養指導に対して“怒られるのでないか”、“怖い”といったイメージを持たれている方もいることを知り、今回は私たちが心がけている「責めずに寄り添う栄養指導」についてご紹介しようと思います。

当センターは管理栄養士が6名(うち1名は非常勤)在籍しており、月~金曜日9:00~16:00、土曜日9:00~12:00に外来・入院患者さんに対して栄養指導を実施しています。

<年間指導件数>
2019年:2,658件
2018年:2,493件
2017年:2,066件

<2019年度 疾患別指導内訳>

「○○を食べれば病気が良くなる」はホント!?

疾患別指導内訳のグラフからもわかるように様々な疾患に対して食事療法が必要になります。
しかし、テレビやネット、本などには「○○は身体に良くない」、「○○を食べれば血糖値が下がる」などといった情報があふれており、何が正しいのか、何をすべきなのかがわからない患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

メディアの情報がすべて誤っているわけではありませんが、必ず正しいとも限りません。なぜなら何を摂るべきか、控えるべきかは疾患や病状によって異なるからです。私たち管理栄養士もそういった世の中の情報や流行には常にアンテナを張り、患者さんが誤った情報に流されないよう日々、知識を深めています。

365日×3食×年齢=?

?に入る数字はみなさんがこれまで食べてきた食事の数です。
欠食することなく3食摂取し、バランスよく、適量で、薄味で、と完璧な方はいらっしゃらないでしょう。毎日何気なくとっている食事が気が付けば習慣になっています。習慣になってしまったものを変えていくことは簡単ではありませんが、良くない食習慣を続ければ病気を発症したり、病気が悪化する原因になってしまいます。栄養指導では管理栄養士が疾患をコントロールしていく上で改善すべき点を見極め、患者さんと一緒に目標を設定していきます。

当センターの管理栄養士に栄養指導で心がけていることを聞いてみました!

Aさん(管理栄養士15年目)
患者さんにとって、どうしてその食事療法が必要なのか、納得して取り組んでいただくような説明をするようにしています。また、食事療法に対し悲観的にならないように、患者さんが前向きに取り組めるよう、意欲を引き出せるような声掛けを心がけています。
Bさん(管理栄養士4年目)
患者さんに実行してもらえるよう、食事療法の必要性について理解してもらい、具体的な内容を指導するようにしています。

管理栄養士はいつだって患者さんの味方です!~こんな方は是非ご相談ください~

  • そもそも病気と食事の関連性がわからない
  • 食事の内容が良くないとは思うけど、どう改善したらいいかわからない
  • 食事療法をやっているつもりだけど、なかなか結果が出ない
  • 控えなければいけないことはわかっているが食べてしまう

同じ疾患でも食事の悩みは人それぞれです。同様に同じ疾患であっても他の疾患の有無や食習慣、生活習慣によって指導内容も異なります。患者さんひとりひとりに合ったオーダーメイドの栄養指導を心がけていますので、小さなことでも食事について心配事があればご相談ください。(栄養指導は医師の指示のもと行われますので、栄養指導をご希望される場合は担当の医師にご相談ください)

メニュー