看護部/透析室
看護部/透析室のご紹介
透析室は、当センターが新病院運用開始となった2012年よりスタートしました。
初年度は体制を整えることから始めた為、他院からの治療入院患者の受け入れも多くは出来ず、年間50件程度、透析導入件数は5件でしたが、徐々に医師・看護師・臨床工学技士の成長とスタッフの増員に伴い、現在では年間350~400件の転入を受け入れ、うち導入数は約50件前後、近隣施設への逆紹介などによる転出対応は年間300件以上となりました。(転入転出件数は、同一症例を含む数字です)
現在、心臓血管外科・循環器内科・外科・消化器内科・整形外科・脳神経外科など、多岐にわたる診療科の患者さんの入院中の透析治療をメインに、自己免疫疾患の患者さんには、必要時、血液浄化療法などを行っています。また、状況に応じて外来維持透析も行っています。
各診療科の手術目的の入院患者さんが多いため、術前・術後の透析管理だけではなく、それぞれの診療科の治療の進捗状況や治療方針と透析治療の方針が食い違うことのない様、密に情報交換を行いながら治療に当たっています。
当センターは急性期病院として、24時間救急患者の受け入れを行っている為、緊急入院も多く、入院中の透析治療を安心して受けられるよう近隣の透析施設との連携を大切にしています。
透析室での治療の種類
- 血液透析
- 腹膜透析
- On-line血液透析濾過
- LDL吸着療法
- 血漿交換療法
- 白血球除去療法
- 二重膜濾過血漿交換療法
- 処方透析
透析室のベッド数は、全部で13床。そのうち1床は陰圧室となっており、結核疑いの患者さんやインフルエンザに罹患した患者さんの透析治療にも対応しています。
透析室では週に2回カンファレンスを行い、患者さんの治療方針や看護スタッフが知りえた問題点や、患者さんの訴えなど情報共有を行っています。時には薬剤師や管理栄養士にも参加して頂き、多職種による連携も図っています。
急性期から回復期まで患者さんに寄り添い、安心して透析を受けられるようサポートしています。