病院だからって遊べないわけじゃないよ!〜東京ベイ小児病棟はイベント盛り沢山〜

※写真はご本人、ご家族の許可を頂いた上で掲載させて頂いております。

みなさんこんにちは。小児科病棟です。今回は月々変わる小児科の風景を紹介したいと思います。短くは数日からもっと長く入院になるこどもまで、慣れていない環境で室内生活が続くことは患児にストレスになりがちです。見られる景色が制限されることになり、外に触れないことはこどもの成長にもあまりよくはないでしょう。

さらに日本には季節ごとに色々なお祭りがあります。節分やひな祭りなど日本伝統の物からクリスマスやハロウィンなど世界で楽しまれているイベントまで、それぞれの行事はただ楽しむだけではなく家族の健康と幸せを祈る大切な意味を持ちます。年に一度だけの大切な思い出なのに、入院を理由に楽しめないことはもったいないと思いませんか?大丈夫です、小児科では入院中でもこども達みんなで楽しめるような様々なイベントを用意しています。

まず入り口になる玄関やドアと病棟の壁は、その季節に合わせてデコレーションがどんどん変わります。春には花が咲いて、夏には緑だった葉っぱが秋になると落ちてゆき、冬には雪が積もる。その季節に沿った折り紙や絵を入院中のこどもたちと一緒に作り、飾って毎年新しい景色を作り出します。
そして新年、節分、ひな祭り、こどもの日などなどイベントが近づいてくると、また病棟のスタッフみんなで行事を準備します。どんな行事にするかを一緒に考え、行事に必要なものを準備し、作って、当日になるとデイルームに集まりパーティを。もちろん部屋から出られないこどものために、仮装したスタッフが部屋を訪ねて行事に参加できるように配慮しています。

こうして私たちは、こどもたちにただ「病院で過ごした」だけではなく、大切な思い出を、少なくともひとつ残せることができるように、心をこめて準備しております。
どうぞよろしくお願いします。

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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