勇気を出して一歩踏み出そう!~ママさん看護師の20年ぶりの現場復帰に迫る~

こんにちは。外来看護師です!ブランクが長くて仕事復帰することに躊躇している方いませんか?今回は当センターでの復職支援を経て現場復帰をされたママさんナースにインタビューしてみました!

勇気を出して一歩踏み出そう!〜東京ベイの復職支援を経て〜

こんにちは外来看護師です!
皆さん、潜在看護師という言葉を聞いたことはありますか?潜在看護師とは、子育てや介護を理由に離職された看護師のことです。日本には約70万人の潜在看護師がいるといわれています。その中には実際に働きたいけど、ブランクが長くて復職してもやっていけるか不安、という思いを抱えてる方も少なくないと思います。
当外来で、20年のブランクを経て現場に復帰したママさんナースの活躍をご本人にインタビューさせていただきました。結婚や子育てなどで仕事を中断し、ブランクを感じて現場復帰に躊躇しているナースの方々、ぜひ参考にしてください!

復帰したママさんナースにインタビュー

今回は当センターの復職支援を経て外来で働いているママさん看護師にお話を伺いました。

ーブランクはどれくらいですか?

F子さん (仮名)
20年になります。3年間病棟、1年間外来勤務後、子育ての為、看護師はやめていました。

ーなぜ復帰しようと思いましたか?

F子さん (仮名)
ずっと復職したいと思っていましたが、ブランクが長く、一歩が踏み出せずにいました。当センターで復職研修を受け、ブランクがあっても活躍されている方を知り、私自身も頑張ってみようと思い復職しました。

ー実際働いてみてどうでしたか?

F子さん (仮名)
復帰した直後は、右も左もわからない状態で、夢中で採血を行っていました。何をしたらいいかわからず、戸惑うことも多かったです。また、器具が改良されていて使い方がわからないものが多く困る事もありました。電子カルテの操作に時間もかかり苦労する事もありますが、出来る事が1つずつ増えていくのは嬉しいです。職場の方は優しい方ばかりで、丁寧に教えてくれて助かります。

ー今後の目標は?

F子さん (仮名)
処置室での業務全般ができるようになること、患者さんへの個別の対応ができるようこれからも勉強していきたいです。

職場復帰受け入れサポート〜東京ベイ外来処置室〜

中央処置室は全ての外来の処置を行う場所のため採血数がとても多く、平均1日170名程の採血を行っています。復帰された直後は、まず採血の手技に慣れてもらうためにひたすら採血を行ってもらいました。当初は針を刺すまでにも時間を要し、患者さんが不安になってしまうこともありましたが、先輩看護師のフォローの下徐々にスピードも上がり、今では小学生の採血も行えるようになっています。採血の手技が安定してきた頃に、次の検査補助ができる余裕があるか本人と相談しながら、少しずつゆっくりと次のステップへ移行していきました。
先にもお伝えしていますが、処置室は全ての外来患者の処置を行う場所のため、とても繁雑になりやすいです。そのため復職した当初は、手伝いたいけれど手が出せない、というもどかしさが本人にもあったかと思います。しかし、知識や技術が不安なまま患者さんの対応をさせることはできないため、必ず他の看護師とペアになり、少しずつ着実にできる検査、手技を増やせるよう環境を整えながら行ってきました。新しい疾患の患者さんを受け持つこととなった際も、疾患の振り返りや薬剤の注意点などわからないことはリーダー看護師が中心となりフォローをしながら行ってます。
また、同じ部署に半年早く同じように当センターの復職支援を経て復帰をした看護師がいたため、よく相談に乗ってもらっていました。その点も心強かったようです。

職場復帰のその一歩!私たちがあなたをサポートします!!

20年のブランク後に復帰をすることは、本当に勇気が必要だったと思います。私も産休、育休のため1年半程お休みをいただき復帰をしましたが、復帰をした当初は緊張の日々でした。けれど、職場の方の理解やあたたかい雰囲気で徐々に仕事の楽しさを思い出し、あっという間に感覚を取り戻せました。また、外来で働く看護師の多くはママさんナースなので、子供の発熱など急に休むことになっても「お互い様だから」と快く看病に専念させてくれます。さらには先輩ママさんとしてのアドバイスなども教えてくれ、看護以外のことも助けられることが多くあります。

ブランクが長いとなかなか決心をすることに勇気が必要だとは思いますが、そんな方はぜひ当センターへ見学にいらして見ませんか。その勇気の一歩をお待ちしています。そしてその先、一緒に働けることを楽しみにしています!
以上、東京ベイ外来看護師でした。

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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