プリセプターも初めてづくし!新人と一緒に成長するのです☆ ~東京ベイナース達は“共育”をモットーに、新人もプリセプターも「自ら育つ力」を身につけています~

毎日暑い日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか。今回は、新人育成に尽力しているプリセプター(新人看護師の教育係の看護師)についてのご紹介です。

先日東京ベイでは、本年度のプリセプター看護師が一同に集まり、プリセプターフォローアップ研修をしました。5カ月前は自分たちが担当する新人はどのような人達が来るのか、心配だったり不安だったりと、ワクワクドキドキしていたのではないでしょうか?最初はおっかなびっくりだったけど、今は新人との人間関係を作り始めてきているのではないかと思います。いよいよ新人も7月からは、夜勤が始まっています。東京ベイでは、今まさに新人が新しい夜勤生活の開始に奮闘していますが、プリセプターも同じくらいの勢いで奮闘しているようでした。

プリセプターの思いを一部紹介しますと、
「精神的に落ち込んだ時に相談してもらえて自分の今までの関わりが間違いではなかった!と思えた。」
「入職直後から1カ月半くらいは表情も硬く緊張している様子だったが、積極的にこちらから顔を合わせたときに声をかけたり話す時間を作ったことで、今では新人の方から話してくれるようになった。」
など、うまく関われたと実感できているようでした!
反面うまく関われなかった体験としては、
「夜勤がそろそろ始まってしまうことと、様々な手技を自立してほしかったこともあり、焦ってしまった」
「一人一人の個性やスピードを考えず、全員に同じものを求めてしまったこともあった。」
と、ちょっぴり悩んでいる声もありました。

この声に、教育担当主任の私は
「いいんだよ。プリセプターだって初めてだもんね。」と心の中で叫んでいました。
人を育てるなんて、そんな大きなことは言えません。新人は新人なり、プリセプターだってプリセプターなりに自らの力で成長しているから。皆さんのその力を信じてサポートし続けます!

「自ら育つ力」を養うために、新人役とプリセプター役に別れて、ロールプレイをしました。その体験をリフレクション(内省)してお互いにフィードバックしあう。これこそ、組織が「学習する組織」に発展している!組織も奮闘です!
研修の最後には、理想のプリセプターにより近づくために、それぞれのプリセプターがご自身の思いの丈をグループでまとめ、発表して学びを共有しました。
「余裕がないときは落ち着いて対応するように心がける」
「少しでも時間を見つけて話を聞いてあげるようにする」
「自らの看護技術や知識も深める」
「自分自身が新人だったら、という気持ちを忘れずに働きやすい環境を整えていきたい」
こんなに優しく意欲ある意見をたくさん聞くことができました。

ほら、すごいでしょ。プリセプターたちの暖かい声と手が、新人の成長をいつも支えてくれています。
来年の春、プリセプターが見守り続け育つ、小さな芽(新人たち)がどんな花(姿)を咲かせてくれるのか、教育担当主任の私と一緒に待ちましょう。
東京ベイの“共育”が咲かす花、やる気とともに大きく綺麗に咲き誇れ!

 

(新人はみんな真剣に教わってます!プリセプターさん、いつも支えてくれてありがとう!)

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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