「循環器科って急変とか多くて忙しそう。」
「定時で帰れないでしょ?」
「怖そう。」
循環器病棟で働いていることを伝えた時によく言われる言葉です。
確かに検査や処置、急変も多く残業になることもあり、仕事が終わると家へ直行して寝るだけ。
そしてまた次の日早くから出勤といった仕事中心の生活になっていたこともありました。
しかしそれでは元気に働き続けることは難しいです。
看護部全体としても毎月NO残業デーを1日設けていますが、昨年より病棟でも残業時間短縮に向け積極的に取り組んでいます。
看護師同士でペアを組み、昼食休憩の調整や業務の一部分担化。
毎日午後に行われるチームカンファレンスで、業務の進行状況の確認。
先輩から後輩だけでなくメンバー全員が声を掛け合い、残業時間短縮に取り組んでいます。
また、働きやすさの追求として、動線を配慮した部屋の整備や物品の配置などを整えている途中です。
業務をこなすだけではありません。
早く仕事を終わらせようと、仕事が雑になっては元も子もありません。
看護の充実のため、カンファレンスでの患者さんの情報共有や方針の確認を行うほか、毎月勉強会が開催され、循環器疾患の学習や急変時対応のシミュレーションを行うことで異常の早期発見や、すばやい対応ができるよう日々訓練をしています。
また、現在病棟では技術習得度を可視化するしくみを作成中で、新卒看護師も既卒看護師も段階的に学習を進めることが出来る環境を整えています。
スタッフの声
3南病棟で働く看護師に「3南病棟で働いていてやりがいを感じた瞬間」についてインタビューしてみました。
看護師経験9年(当病棟4年):「“あなたの声を聴くと頑張れる”など患者さんからうれしい言葉をもらったとき。信頼関係を築けたとき。」
看護師経験5年(当病棟3年):「患者さん、家族に“この人はよくやってくれるよ”と言ってもらったとき」
今年入職した1年目:「家で勉強してきたことが仕事に生かせたときや少しずつ自立できるものが増えていくと楽しく感じる。患者さんが退院できたときは楽しいというよりうれしい気持ちになります!」
比較的年齢層が若く、活気に満ちあふれているのが特徴です。
また、北海道から沖縄まで、当センターの心臓血管外科・循環器内科で学びたいという意欲のあるナースが集っています。
やりがいを感じながら働いている人が多いですが、それを継続できるよう、ワークライフバランスの取れた環境の整備を考えています。
(3南循環器病棟 看護師)