皆さん、こんにちは。寒い日が続いていますね。すでに報道等で、今シーズンもインフルエンザが猛威をふるっているのは、ご存知のことと思います。今回のweb通信記事では、インフルエンザを予防するために重要な「手洗い」と「咳エチケット」についてお話をします。
インフルエンザの感染経路のひとつに「接触感染」があります。この接触感染の経路を遮断するには「手洗い」を効果的に行うことが大切なのですが、接触感染って何?と思われる方が多いのではないでしょうか。そこで当センターで手洗いの質を評価するために用いる蛍光塗料とブラックライトを使用して、イメージをつけて頂きたいと思います。暗い所で撮影したので、ホラー的要素を感じるかもしれませんが、ご了承ください。





上記の写真のような間接的な接触だけでなく感染者の咳やくしゃみなどの分泌物に直接触れることでも、鼻や口などの粘膜を通して、感染してしまいます。なんとなくイメージがつきましたでしょうか?
そこで感染経路を遮断するための「手洗い」について、正しい手順とタイミングについてお伝えします。
【手順】

(両方)






【タイミング】
せっかく正しい方法で、手を洗っても、タイミングを外してしまっては意味がありません。手洗いを効果的に行うタイミングについて、大事なポイントは以下のようになります。
ぜひ、手洗いを習慣づけていきましょう。実践している私たちは、看護師になってからインフルエンザに罹ったことはありません。
次に「咳エチケット」についてお話をします。
インフルエンザのもうひとつの感染経路である「飛沫感染」は、インフルエンザに感染している人の咳やくしゃみ、会話の時に空中に拡散されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸い込むことで感染が成立します。感染拡大を抑えるために、お互いが咳エチケットを守ることが重要となります。

「保健室のパソコン活用」より 2009.9
感染経路を理解し、行動に移すことができれば、自分と周囲の人たちを感染症から守ることにつながります。毎年おとずれるこの季節、皆さんで協力して乗り切りましょう!このページに目を通していただき、ありがとうございました。
感染管理認定看護師 根本恵子
感染制御実践看護師 宇田川慶子