産婦人科病棟では多くの助産師が在籍しています。助産師の役割は、お産の介助、産後のお母さんのケア、新生児のケア、保健指導など多岐にわたりますが、今回は産後のお母さんを担当する助産師の一日をご紹介いたします。
8:30
その日に受け持つ褥婦さん(産後のお母さん)の情報収集を始めます。妊娠・分娩経過、産後の経過、赤ちゃんの情報を集めます。

8:30 申し送り
夜勤者から夜間の状況について申し送りを受けます。
9:00 挨拶・授乳指導・沐浴指導など
褥婦さんのところへあいさつに伺い、その日のスケジュールをお知らせします。その後、授乳指導や沐浴指導を行います。帝王切開1日目の褥婦さんには初回歩行に付き添います。出産後1日目の褥婦さんには同室指導をしてきます。新生児室のお手伝いをすることもあります。新生児担当者と母子の情報を共有しながらアセスメントし、ケアしていきます。
11:00 看護カンファレンス
産婦人科病棟では毎日11:00から看護カンファレンスを行います。曜日によってカンファレンス内容は様々ですが、授乳カンファレンスは毎日行います。チーム全体で母子の情報を共有し、意見を出し合いながらケアの方向性を考えていきます。

11:30~(または12:30~) お昼休憩
交代でお昼休憩を取ります。ペアでの協力はバッチリです。
13:30 ラウンド・授乳指導・退院指導など
午後のラウンドでバイタルサイン測定、授乳指導、退院指導などを実施します。しっかりコミュニケーションを取りながら育児手技の習得の支援を行います。分娩があるときはサポートに入ることもあります。
15:30 リーダーへの申し送り
日中の患者さんの状態をリーダーへ申し送ります。
16:30 明日の点滴・内服の確認、記録など
明日に備えて点滴・内服薬の確認を行います。日中の状態を統合してアセスメントし、記録を書きます。
17:00 勤務終了
