リフレクションジャーナル、始めました~🎵~東京ベイの管理者研修が今年もスタートしました~

みなさん、こんにちは。今回は6月16日に開催された看護部の管理者研修の報告です。「管理者研修」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますか?
例えば・・・
たくさんの理論やデータを拡げて、こむずかしい話を座学でする?
喧々ゴウゴウとした熱いディベート?グループワーク?
黙々と地道な作業?
等々・・・・。

東京ベイ・浦安市川医療センター看護部管理者研修は、年間を通して師長と主任がともに考え、価値ある学びを現場の問題解決に活かすことを目指しています。今年で3年目になるこの研修は、部署や部門の垣根を越えてテーマや課題を共有し、中間管理職としての更なるステップアップのために取り組む貴重な機会なのです。

今年度初回のテーマは「診療報酬改定」でしたが、2回目の今回は、昨年度のチーム別活動報告と「主任の役割について」ワークショップを企画しました。
活動報告では、
①接遇・身だしなみ:めざせ品格向上!永遠の課題です・・・。
②中途採用者の教育:郷に入っては郷に従え、がカギになる?
③薬剤部との調整:チームワーク力の見せどころ!
④看護記録:自分の実践の証に!
⑤看護提供方式:東京ベイらしい方法を探し求めて・・・。
どの内容も、東京ベイの現状を丁寧に分析し、「少しでも良くしたい!」と「あるべき姿」を目指して、取り組んできた紆余曲折が垣間見られた発表となりました。共通しているのは、「あきらめることなく、やり抜く」。この精神は看護管理の中で大切なことだと思います。

ワークショップでは「主任が、師長が、みんなから求められる主任の役割を考えよう」というテーマで、師長、主任それぞれの立場で主任の役割を語りつくすものでした。1問あたり2分で、12問連続に本音トークをするという形式でしたが、管理についての質問に自分自身と向き合ったり、主任の役割について考えたり・・・。最後には本当にぐったりしている主任・師長がちらほら見られました。スライドに表示された、たった一行の質問を真剣に考え、そして相手の話を聞き、自分とも向き合う。たくさんの価値観や考えの違いを表出する時間だったと思います。

そして、最後に、ここでも自分と向き合う課題として、リフレクションジャーナルの記載が待っていました。今年度から、看護部すべての研修にリフレクションジャーナルを取り入れるチャレンジをしています。もちろん、管理者研修も例外ではありません!研修の中から印象に残る場面を切り取り、思い返す中で自分の気づきにつなげていくのです。しかし、簡単な作業ではない・・・。
日ごろ、患者や家族の反応を読み取り、看護実践につながるように考えたり、スタッフの表情や態度、口調から推察し、時に指導、時にエールを込めてフィードバックをしていますが、改めて、「自分」に向き合うことが極端に減っていることに気づきます。リフレクションは、看護実践の向上のために大切だといわれて久しいですが、改めて書くという課題はとても難しいかもしれません。
でも、私たちは、あきらめません!なぜなら、リフレクションに繰り返し取り組むことで、自分の感情や思い、考えをとらえて現象を解釈することが当たり前になり、原点である看護実践者としての糧になることは間違いないからです。「反省文」でもなく、「なんちゃって」でもない、真のリフレクションが当たり前で自然なことになった時・・・
それは、東京ベイナースの更なる成長の証となることでしょう。

一番身近な医療職として、患者さんに寄り添いながら、ともに迷い、ともに支えあう看護師の育成を、これからも一歩ずつ進めていきます!

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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