皆さん、こんにちは。外来看護師です。
今回は、私が働いている中央処置室の業務についてご紹介していきたいと思います。当院の外来は、総合内科・消化器内科・循環器内科・心臓血管外科・整形外科・脳神経外科・外科・産婦人科・小児科・小児外科・眼科・呼吸器内科・腎臓、内分泌、糖尿病内科・感染症内科・皮膚科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・形成外科で構成されています。これらの診療科すべての検査や処置などの対応を一手に引き受けている場所が中央処置室です。中央処置室には、主に看護師・臨床検査技師・事務の3職種で仕事を行っています。

8時30分から採血業務が始まり各科の患者さんが一斉にきます。朝は採血をする患者さんで中央処置室の椅子はいっぱいになります。看護師と臨床検査技師が協力しあいながら採血をしています。
また内視鏡検査終了後、経過をみるための場所をリカバリー室といいますが、ここではバイタルサインの測定や、鎮静剤投与後の覚醒状況を観察します。バイタルサインも問題なく、覚醒もよければ会計や各科への診察にご案内しています。
さらに中央処置室では胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査、造影CT・MRI検査などの検査説明も行っています。検査が半年後、1年後という方もいますのでここでしっかり説明を行っています。腹腔穿刺・胸腔穿刺などの処置をするために患者さんが中央処置室へくることもあります。
そのほかにも、入院が必要な患者さんが入院するまで待機したり、点滴を行ったりすることもあります。その際には各診療科の看護師と情報共有しながら進めていきます。中央処置室には、様々な疾患や症状の患者さんがきます。しかし中央処置室には医師は常駐していないため、医師とも連携し安全に検査や処置が進められるように日々努力しています。
いかがでしたでしょうか?
病棟とはまた違う時間の流れ方や業務内容だったのではないでしょうか? 中央処置室では日々、様々な疾患の患者さんがたくさん来ますが、病棟と比べると1人の患者さんと接する時間はとても短いです。しかしその短い時間の中で患者さんとコミュニケーションをとり、患者さんの異変や体調の変化などに気づき看護を行っていくことが外来看護の楽しさだと思います。
外来ってどんなところ、中央処置室って採血以外なにをしているの?と気になった方はぜひいらっしゃってください。お待ちしております。
