3南病棟のONE TEAM〜多職種一丸となって患者さん一人一人の治療を支えます〜

皆さんこんにちは、3階南病棟看護師のYです!
皆さんは病棟でどんな職種のスタッフが働いているかご存知ですか。よく「多職種連携」という言葉を耳にすると思いますが、今回は病棟看護師の一日を追いつつどんな職種のスタッフと関わりを持っているかご紹介したいと思います!

8時半~(申し送り)

夜勤看護師から日勤看護師へ、また各チーム内での情報共有のための申し送りを行います。患者さんの現在の状態や治療の方針などをチーム内及びメンバー間で情報共有することで統一した看護を提供することができます。また朝の採血の結果を踏まえて医師から採血や追加検査が出されます。看護師から医師へ夜間帯の状態を報告し指示を仰ぐこともあります。夜間帯の患者さんの状態を細かく把握しているのは受け持ち看護師なのでこの報告はとても重要です!

9時~(清潔ケア・検査出し)

入院中の患者さんの清潔ケアを行います。個々の患者さんの状態に合わせ医師の指示に従い、清潔ケア(全身清拭、シャワー浴介助、機械浴介助)を行います。またこの時間に検査出しをすることも多いです。状態が安定している患者さんには看護助手に検査出しを依頼します。それでは患者さんの活動状態・安静度はどのように判断していると思いますか?そこで登場するのが理学療法士(PT)、作業療法士(OT)です。彼らは医師の指示の下、患者さんのリハビリを介入し循環動態・呼吸状態を観察しつつ運動能力を判断し、その患者さん毎の安静度や介助方法を指示してくれます。その指示に沿って安全に患者さんの離床をすすめることができます!

10時~(退院オリエンテーション)

その日退院となる患者さんに退院オリエンテーションを行います。退院後の生活の注意点や外来の受診方法などの最終確認をします。またこのとき退院処方の説明は病棟薬剤師が行います。処方薬の種類や内服方法を丁寧に説明してくれるので患者さんは退院後の生活に不安なく退院することができます。

10時半~(入院対応)

午前の定期入院の患者さんはこの時間に入院となります。手術目的やカテーテル治療目的で入院される方が多いので治療前後の流れの説明をしたり、医師からの指示があれば検査を実施します。また持参された内服薬の確認は病棟薬剤師が行い鑑別書を作成してくれます。その鑑別書を確認の上医師から入院中の内服薬処方が出されます。

12時~(食事介助)

介助を必要とされる患者さんの昼食の介助を行います。患者さんの嚥下状態を確認し食事形態を判断・評価するのは言語聴覚士(ST)です。言語聴覚士のおかげで安全に食事介助を行うことができます。また食事摂取量が低下していたり栄養状態が良くない患者さんの食事形態の調整を担当しているのは栄養士です。看護師・医師と話し合いつつ食事形態を判断し、入院中の患者さんにとって最善の栄養摂取方法を提案してくれます。

15時~(チームカンファレンス)

昼休憩・患者さんのバイタルサイン測定後はチーム毎にカンファレンスを行います。曜日毎にカンファレンスの内容は変わりますが褥瘡カンファレンス(発生している褥瘡・スキントラブルや処置内容の共有、発生リスクが高い患者さんへの対応検討)や看護計画カンファレンス(個々の患者さんに適した看護計画となっているか見直し)などがあります。その中で多職種と関わることが多い機会は退院支援カンファレンスです。ここで登場するのが医療ソーシャルワーカー(MSW)・医療福祉士です。患者さんの退院へ向けての転院先の調整や患者さん本人およびご家族と話し合いを行い、患者さんにとっての最善の退院先を提案してくれます。退院支援に関しては長期入院の患者さんや医療者全体での共有が必要な患者さんのスムーズな退院に向けて、多職種カンファレンスを開き、医師・看護師・理学療法士・栄養士・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・医療福祉士がそれぞれの視点から情報を提供し話し合いを行います。

16時30分~(申し送り)

日勤者から夜勤者へ申し送りをします。
決められた時間に、必要な情報を送ります。
この間スタッフは、記録や患者さんのベッドサイドに行き終了の挨拶と夜勤に送れるように患者さんの身体を整えて終了です。

17時 勤務終了です!お疲れ様でした!

3階南病棟看護師の一日、いかがでしたか?
一日だけでこれだけ多くの職種のスタッフと関わりながら患者さんへ医療を提供しているんです。つまり患者さんが安全安楽に入院生活、さらに退院後の生活を行うために多職種の連携はとても重要な役割を担っているということです。
私たち看護師も日々他の職種のスタッフに感謝しつつ業務を行っていきたいと思います。

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