腎生検ってどんな検査?〜色々学んで成長できる7南の看護教育〜

みなさん、こんにちは!7階南病棟です。
7階南病棟は総合内科の病棟で、多くの入院患者さんが様々な疾患に対してカテーテル検査や内視鏡検査、腎生検などの検査を実施しています。
そのため月に数回、看護教育の一環として腎生検の様子を見学することができます。

腎生検とは

タンパク尿や血尿、腎臓の機能低下が原因となっている腎臓病の診断をつけるために実施します。また、その患者さんに最も適した治療法を決定するために実施する検査のことです。
腎臓の組織の一部を採取し、顕微鏡を用いて評価する検査のことをいいます。

実際の検査の様子

患者さんはお腹をベッドにつけてうつぶせの状態で検査を実施します。腎臓の一部に針を使って採取するため局所麻酔を使用します。
局所麻酔を使用するため患者さんの意識ははっきりしている状態での検査です。医師は1つ1つ手順や方法を丁寧に説明し、問診を行いながら検査を進めていきます。
検体を採取する道具は大きな音が鳴るため、道具を使う前に実際の音を聞いてもらい不安にならないように検査を行っています。

検査を見学して

今回、腎生検の見学をした2年目の看護師Aさんに話を聞きました。

看護師Aさん

初めて腎生検の見学をしました。検査を実施する部屋には医師や診療看護師など、大勢のスタッフがいて、初めての検査でただでさえ緊張している患者さんをさらに緊張させる空気感がありました。しかし、医師の丁寧な説明や優しい声掛けのおかげで少し空気が和らいだように感じました。

今回見学したことでこれからの看護に活かせると思ったことは、医師が説明したことを事前に病棟で患者さんに説明することができれば、検査前の緊張や不安を少しでも軽減できるのではないかということです。あまり患者さんに馴染みのない検査はそれだけで不安になるため、少しでも不安を和らげられるように説明できたらいいなと思います。病棟で働いているとなかなか見ることができない現場を見学させていただき良い経験となりました。自分の学習にもなるし、これからの看護に活かしていける経験となりました。

7階南病棟では患者さんが不安なく治療や検査を受けられるように、腎生検の見学以外にも月に数回勉強会を実施しています。まだまだたくさん学習することはありますが、今回はその一部のご紹介でした。

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