東京ベイICU病棟の肺保護戦略〜腹臥位人工呼吸療法への取り組み〜

皆さんこんにちは!ICU-CCU病棟です♪
やっと暖かい日差しが感じられ、お花見をする季節になりました。花粉症の方は辛い季節となりますが、予防対策をしっかりしてお花見を楽しんで下さいね!

今回は当病棟の入職者向けの『腹臥位(ふくがい)呼吸療法の勉強会』の様子をご紹介したいと思います。
腹臥位呼吸療法とは急性呼吸不全の治療法の一つとして腹臥位で人工呼吸療法を行う事をいいます。腹臥位とはうつ伏せの事をいいます。腹臥位にする利点は

  1. 背側障害肺に多く分布していた血流を健常肺に再分布することで換気血流比が改善する、
  2. 横隔膜運動の変化、
  3. 心臓に圧迫されている左下葉換気の改善、
  4. 体位ドレナージによる気道浄化、
  5. 自発呼吸時のクロージングボリュームの減少

があります。ここでいう人工呼吸療法とは、一回換気量を少なくし呼吸回数で換気量を保つことで肺の圧損傷を予防することです。この治療法は、重症ARDS(急性呼吸きゅうはく症候群)に対しての生命予後が改善するという研究結果が出ており、当病棟でも2018年1月から集中治療科医師とICU看護師のワーキンググループが中心となって、この治療に取り組んでいます!とは言え、スタッフの知識と病棟環境、他職種との連携が整っていないと安全に行う事ができません。そこで、当病棟では新入職された看護師、医師、理学療法士の方々に向けて勉強会を開催しています。

まず医師から治療の適応や効果、腹臥位にする利点、当院で実施する時の細かな基準などをレクチャーして頂きました。そして、ICU看護師のワーキンググループから腹臥位を行う為の準備物品とその使用方法、他職種との連携や注意するポイント(①褥瘡好発部位②圧迫による神経障害③過度なポジショ二ングによる脱臼のリスクと予防ケア)についてレクチャーをしました。

医療、看護の世界は日々進歩しています。東京ベイのICU・CCU病棟では様々な分野にアンテナをはっている医師、看護師が在籍しています。個々で学び、実践に生かすには限界があってもチームで取り組めば可能性は大きく広がり良い医療、看護を患者さんへ提供できると考えています!
この記事を読んで私たちの取り組みに興味を持たれた方、ぜひ!!東京ベイICU・CCUで共に働きませんか?!絶賛募集中です!

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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