こんにちは、HCU看護師です。HCUは看護体制が4:1である為、患者さんの側で常に観察することができます。ちょっとした変化に気づける観察能力が重要になります。
HCUでは、毎日DC(除細動器)と救急カートの点検を行っています。毎日、見て・触って確認することで、何処に何があるかを体に染み込ませます。平常心だと出来ることも、患者さんの急変対応となると、誰でも戸惑ってしまうものだと思います。しかし!!私たちが迅速に行動出来なければ患者さんの人生を左右してしまう事もあるのです。だからこそ日常的に急変時に必要な物品を点検し、どんな時でもすぐに使えるようにしているのです!!まさに備えあれば憂いなしですね。
今日は集中治療医とICU看護師が主催して開催された勉強会にHCUスタッフも参加しましたのでご紹介したいと思います。急変のリスクが高いため勉強会の内容は主に急変時に行う処置や看護です。今回は医師による挿管のシミュレーションを行いました。
勉強会では、まず挿管の適応「MOVES」についてレクチャー頂きました。
M:気道確保困難、意識障害GCS8点以下 O:低酸素 V:低換気 E:喀痰排出困難、想定される臨床経過 S:ショック
患者さんが発信している異常のシグナルを早期にキャッチ出来るよう、スタッフ一同頭に叩き込ます!!
次に気道確保の方法、挿管するまでにまずは用手的気道確保トリプルエアウェイマネジメントについて医師からレクチャーして頂きました。話を聞きながら、気道確保のポイントをスタッフ同士で実践し合い「コツ」を体に覚えこませるのに必死です!各々、頭の中で何度もイメージトレーニングしました♪
下の写真は、当センターの救急カートとCMAC(ビデオ喉頭鏡)です。シミュレーションを行いながら必要物品の位置の確認や道具の使い方を習いました。実際のものを使いながら学ぶと実践に繋げやすいですね。
急変時こそ、冷静かつ的確な対応が求められます。そのため少しでも落ち着いて対応できるように何度も復習するようにしています。
当センターでは様々なカテゴリーの勉強会を集中治療科医師とICUナースの方々が開催してくれています。また同じ内容の勉強会を年に数回行い、スタッフ一同が知識の維持・向上に努められるような環境が、この東京ベイ・浦安市川医療センターHCU・ICU病棟にはあるのです!
貴方も恵まれた環境で一緒に働いてみませんか?!