みんなを感染から守ります!! ~看護部感染対策委員会~

みなさん、こんにちは。
日に日に暖かい日が増え、春を感じることが多くなってきましたね。

東京ベイ・浦安市川医療センターの看護部は6つの委員会が活動しており、いつでも輝く東京ベイナースを支えています。
そんな6つの委員会の活動をみなさまにご紹介していきたいと思っています!
まずは第一弾!
感染対策委員会の紹介です。

各部署から選出された13名の看護師で活動している看護部感染対策委員会では、急性期病院として安全で安心な医療・看護の提供のため、おもに医療関連感染の防止に向けた取り組みを行っています。
病院を利用される方の多くは、人に病気をうつしてしまう感染症を治療するために訪れることがありますし、一方で感染症にかかりやすい持病をもって治療にこられる方もいます。
人から人を通して、感染性のある病原体が伝播して病気を悪化させることのないよう、感染防止対策として有効な手指衛生を中心に、患者さんや面会の方々を守るため、病院で働く職員に対し、教育や指導を行っています。
特に忙しい業務のなか、月1回の委員会活動日に行う手指衛生の遵守率調査では、WHOが推奨している手指衛生の5つのタイミング(①患者に触れる前②清潔・無菌操作の前③体液に曝露された可能性のある場合④患者に触れた後⑤患者周辺の物品に触れた後)できちんと手指衛生を行っているか直接観察することで、現場での指導を行うことができ、目的である感染症の集団発生を防ぐことにつながります。
調査した結果は、部署ごとにフィードバックし、1年間でもっとも手指衛生を実践している看護部署には表彰状の授与を行っています。

また煩雑化する業務の中、衛生的な治療環境を守るために、各病棟を巡回し、衛生材料や消毒薬等が適切に管理されているか、清潔操作が必要とされる物品や備品等の衛生管理が保たれているかをチェックする活動も行っています。
チェックした項目をお互いに評価し、自分の部署でのいい点や改善が必要な点に気づいて、スタッフへの指導が行えるとともに、他の部署を知るという意味で、委員自身の勉強にもなっていると思います。

紹介した委員会活動は、東京ベイの感染対策室に専従で配属されている感染管理認定看護師と病棟業務と兼務している感染制御実践看護師が中心になって行っています。
東京ベイには、感染管理以外にも集中ケア、皮膚・排泄ケアなどの認定看護師がそれぞれの専門分野での活動を行っています。
また現在、認定看護師になるための研修を受講している看護師もいます。
当センターは認定看護師などのキャリアアップを望む看護師へのサポート体制が充実しており、専門性を持った看護師が協力し合い東京ベイの看護部を盛り上げています!

文責:感染対策室 看護師長
感染管理認定看護師 根本恵子

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