東京ベイ看護部より新年のご挨拶~今年も感染予防に取り組んでます~

みなさん、あけましておめでとうございます。本年もどうぞ東京ベイをよろしくお願いいたします
2020年初回の担当は小児科病棟ナースです!
今年は、例年よりも早く、昨年の早い時期からインフルエンザが流行り始めていますが、新年早々みなさん体調はいかがですか?今回は、こどもの感染予防対策についてご紹介したいと思います。

早速、感染症について学びます。

インフルエンザ(Influenza)は、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年世界中で流行がみられている。わが国でも毎年冬季を中心に多数の患者発生と高齢者の超過死亡、インフルエンザ脳症に代表される乳幼児における合併症等がみられている。

出典:国立感染症研究所ホームページ https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html

主な感染経路は、咳やくしゃみなどを中心とした飛沫感染によるものといわれています。

前述した通り、今シーズンは例年よりも早く流行のピークを迎えており、私たち小児科ナースも入院や外来の患者さんをみて実感しています。
おとなの感染予防対策としては、マスクの装着や手洗いが一般的に推奨されていますが、こどもはそうはいかないのが現実です。マスクを嫌がったり、手洗いが十分にできなかったりするお子さんがほとんどです。また、色々なところを触ってしまったりおもちゃなどを口に入れたりと、予防はとても難しい!!と私たちも日々感じています…。さらに、年齢によってもできることが限られてきてしまいます。そこで、小さなお子さんにできる対策を一部ご紹介したいと思います。

  1. おもちゃや口に入れてしまった物はこまめに除菌シートなどで拭きとり、可能であれば洗い流す
  2. 大人と一緒に楽しみながら手洗いを習慣化する
  3. タオルは共有せず、個人で分けて使用する
  4. 流行のピーク時は、人ごみなどへの外出を極力避ける
  5. 規則正しい生活と栄養のある食事をたくさんとる

小児科病棟では、絵柄のあるマスク(写真1)をつけたり、実際にマスクに絵を書いたりすることもあります。また、手洗いの歌(“あわあわ手あらいのうた”で検索)を歌って手洗いをしてみるなど、すぐに実施できることもあるので、ぜひ実際にやってみてくださいね。

もしも、ご自宅でインフルエンザの罹患者が出てしまった場合や疑わしい場合などは、可能な限り罹患者とお子さんは別空間で過ごすことをおすすめします。また、前述のように小さなお子さんがインフルエンザに罹患してしまった場合、まれに重症化することもありますので疑わしい場合は、無理をせず速やかに医療機関を受診しましょう。
まだまだ、イベントが多い冬季シーズンですが、みんなで予防対策をしてインフルエンザにかからないよう努力していきましょう!

4階南病棟..
感染対策室

メニュー