4年ぶりの七夕イベント★みなさまの願いがかないますように〜短冊に込められた子ども達と小児科スタッフ達の想い〜

今回は小児科病棟で季節を感じられるイベントを再開したので、お話しようと思います。
コロナ前は小児科病棟といえば、患児と家族に向けて楽しい季節行事が醍醐味の一つと言ってもいいぐらいの大イベントでした。しかし、ここ数年はそのような行事は感染対策が優先され、ほとんど実施ができなくなっていました。

私はコロナ後に小児科病棟に配属となり、行事を経験したことがなかったので、どんなことをしていたのか聞いてみました。みんなすごく楽しそうに季節の行事の話をしてくれるので、私までワクワクしました。そんなスタッフ達の思いをぜひ実現させたいと思い、倉庫にある季節行事に使用していた装飾品をたくさん見つけ「今年こそは行事をやろう!」とスタッフと意気込んだところでした。

まずは七夕のイベントとして笹を装飾し、入院している子どもたちに短冊に願いごとを書いてもらうことにしました。子どもたちは「早く病気がよくなりますように。」、「元気になって家に帰れますように。」と病気回復を願うものが多く、入院生活から元気いっぱいに過ごせる日常に戻りたいという思いが強く伝わりました。そんな思いに寄り添い、子どもたちやご家族が笑顔になれるようにサポートしていきたいと、改めて感じました。

また、願い事は患児だけではなく医療スタッフも書きました。
スタッフの願い事は「世界の人たちの平和や幸せを願うもの」、「宝くじの当選を願うもの」「美味しいお肉を食べたい」、「好きなスポーツチームの優勝を願うもの」、「ミッキー、ミニーがまた病棟に来てくれることを願うもの」など思い思いの願いごとでした。飾りはじめの時は少なかった短冊も7月7日にはたくさんの願い事でいっぱいになりました。

コロナだからと諦めていたことも、感染対策を考えながらできることがあることを実感しました。また、イベントを通じて子どもたちにとって制限の多い入院生活が、少しでも子供達を笑顔にするきっかけを作れたり、スタッフの小児看護へのモチベーションになったり、コロナ前と同様にはいかないけれど方法を考えれば他にもイベントができるかもしれないとポジティブに考える機会になりました。つぎは「どんなことをしようかな。」とワクワクしています。

七夕が終わり、願い事でたくさんの笹は片付けると少しさみしくなりました。でも、入院中に素敵な絵を描いてくれる子どもたちがいるので、病棟に飾らせてもらっています。子どもたちが描く絵は個性的で、大人にはない発想でユーモアがあります。

絵を飾るだけで、少し病棟の雰囲気が変わり、絵をきっかけにコミュニケーションが広がり、とても良い効果があると感じました。混合病棟だから配慮がいることもありますが、入院されているみなさまが心地よく、安心して過ごせる病棟にしていけたらいいなと思い取り組んでいます。

保育士一人体制で看護師も日々奮闘しているなか、イベント企画や装飾など後回しになってしまいますが、病院併設の保育園の先生方の協力で季節ごとの飾りを作ってもらい、子どもたちにとって少しでも楽しい環境が提供できるように努めています。これからも、季節ごとの行事を通じて、小児病棟の景色も、子どもたちや職員の心にも、彩りと安心を与えられるような病棟づくりを目指していきます。

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