ご無沙汰をしております。
東京ベイ・浦安市川医療センター看護部長の鈴木です。
1年ぶりのご挨拶となります。皆様、今年の桜はいかがでしたか?
今年は例年になく早い開花宣言となりましたが、そのタイミングでコロナの5類化への意向が政府から発表されました。
5類化となってもウィルスの力はこれまでと変わりませんので、私たち医療者は今までとなんら変わらない感染対策を実施しながら、
職員一同気を引き締めながら毎日の業務に邁進してまいります。
さて、2022年度を振り返ってみると、2022年度も変わらずコロナに翻弄される一年でした。
第6・7波と毎回違う勢いのコロナの波を受け、12月の第8波は、本当に苦しい日々でした。
特に第7波からは働くスタッフ一人ひとりの健康をも危ぶまれ、「働くスタッフがいない!」という危機的状況も生じました。
時にはスタッフの不足から、地域の方々の期待に沿えない場合もありました。
それでも当院への期待を持ち続け受診していただける方々がおられたことは感謝の言葉しかありません。
さて、看護部の2022年度の大きな変化といえば、言うまでもなくユニフォームの変更です。
多様性、機能性、カッコよさ、の3つのコンセプトを掲げ、ユニフォーム委員会なる臨時委員会を立ち上げ、一生懸命選びました(笑)。
そのユニフォーム見て一緒に着てみたいなと思っていただけたら、ぜひ病院見学にきてください。
特に師長のユニフォームは2転3転し、色々と考え抜いて、『師長も2色』のユニフォームを選択できるようになりました。
また、ユニフォームの変更に伴って、パンフレットを変更しました。その新しいパンフレットの表紙を飾ったのは1年目の看護師たちです。
キラキラ輝く彼らの目に未来の東京ベイが明るいことを力強く表現できたパンフレットに仕上がりました。早く、多くのみなさんのお手元に届くといいなと願っております。
コロナ禍においても現場のスタッフは毎日、「医療を通じ地域医の絆を育む」べく、医療と生活の懸け橋としてコーディネートをしながら目の前の”いのち“に真摯に向き合ってきました。
さらに自己研鑽として、よりよく看護実践を開発することにも向き合ってきました。
第40回千葉県看護研究発表会へICUと7階南病棟(内科病棟)から2演題発表することができました。
加えて、母体である公益社団法人地域医療振興協会が、第14回JADECOM学術大会を3年ぶりに開催いたしました。
対面・オンラインのハイブリッド方式で、3年間の新型コロナウィルス感染症への取り組みについて、それぞれの施設で苦労したこと・工夫したことを全ての職種が研究発表・実績報告・パネルディスカッションで共有しました。
看護部門でも東京ベイからは、オンラインでの「職員健康観察管理に関するシステム開発の取り組み」をはじめ、7階南病棟(内科病棟)からは「コロナ禍での看取りについて」発表をしました。
複数の施設からの質問も受け、取り組んできたことを共有できた事で、お互いの努力をねぎらい、明日への活力につなげる時間になったことは言うまでもありません。
地域医療振興協会の地域介護看護部では教育キャリア開発支援体制としての地域医療振興協会キャリアラダーの導入の取り組みを、25の病院がハイブリッド形式で発表しました。
いよいよ、法人内どこの施設に転勤しても、自分の今までのキャリアを継続できるようになりました。
またキャリアを自分でデザインすることができる指標ができたということは、北海道から沖縄までの全国のネットワークを強みにしたキャリア形成ができる仕組みが整ったことになります。
東京ベイの看護部では看護提供方式についての検討を開始しました。働き方改革の一貫で取り組み始め、コロナ禍であしぶみ状態が続きましたが、会議を重ねに重ね、看護部にとっては6年越しの変革となります。
2023年度はいよいよスタッフみんなのチカラを借りて、本格始動していくことを目標にしています。
2023年、アフターコロナが本格化する中で医療機関の在り方を毎日のように検討しています。
そして、新しい看護部スタッフ61名を迎え、新たな仲間の成長を見守りつつ、変わらず地域の人々のライフサポーターとして一人ひとりが成長できる看護部でありたいと願っています。