看護師を目指す君に〜看護学校で学べる全てを身につけよう〜

看護師を目指す皆さん、こんにちは。7階南(総合内科)の看護師です。
先日、パソコンを使ってリモートで出身看護学校の一年生の皆さんと交流する機会がありました。質疑応答の際には看護学校でどのような勉強をしたらよいか?という質問をたくさんいただきました。そこで今回は看護学校でどのような勉強をしたらよいかをテーマに先輩看護師さんに話を聞いてみようと思います。

先輩たちの回答で一番多かったのは、解剖生理や疾患など基礎的なことを理解し、知識として習得することでした。看護師の仕事の中で、重要なこととして「未然に防ぐ」ということがあります。患者さんの状態の悪化にいち早く気づくことで、患者さんへの影響を最小限に防ぐことができるかは看護師の観察力にかかっています。わかりやすく言うと、脳梗塞の兆候にいち早く気づくことができれば早期に治療を行うことで、後遺症を最小限に抑えることができるかもしれません。逆に、気づくことが遅ければそれだけ後遺症が残る可能性が上がるということになります。観察力を上げるには、その疾患や人体の解剖生理の理解度がものをいいます。皆さんが受けている毎日の授業はその根幹となるため、日々の授業を大切に受けるとよいと思います。私は優等生ではなかったため、この基礎が十分に身についておらず、仕事で大変苦労をしました。自分の担当の患者さんを看るということは想像以上に責任は大きく、毎日必死に勉強をしました。学生の間に日々の授業を理解し、わからなければ先生に聞くことができる環境を生かせていればよかったなぁと今でもたまに思います。

この他に、先輩から出た意見としては実習の中での患者さんとの関わりについてです。実際に仕事が始まると自分の担当の患者さんは複数人になります。夜勤ともなれば十人以上というようなこともあります。実習の中では一人の患者さんに対して看護計画の立案、患者さんの疾患や生活、環境などを含めた全体像の把握、その患者さんにあわせた看護を学ぶことを行います。「これだけ、先生や病棟の指導者さんと一人を深く掘り下げて学ぶ機会はなかなか無いため、患者さんを考える基礎になった」、「人見知りだったが、実習の中で様々な方たちとのコミュニケーションをとることで、積極的に人とのかかわりができるようになった」との先輩の声がありました。

では看護学校で何を学ぶかの結論になりますが、先輩たちの意見をまとめると「看護学校で学べること、その全てを身につけて現場に出る」ということに行きつきます。勿論すべてを学生の間に身につけることができた先輩はいませんでしたが、すべての先輩が看護学校時代の学びが今につながっていると言っていました。医療は日々進歩し、常に看護師も進歩が求められています。

その中で変わらない最も大事な基礎が「看護学校」には詰まっています。
世間では看護学校時代は大変で忙しいといわれます。御多分に漏れず私も本当に厳しく、忙しく、大変でした。この人生、二度と同じことはできないと思うほど過酷でした。しかし看護師として働く今を考えてみると、本当に学ぶことができてよかったです。厳しくも忙しくも大変であることが、自分にとって大きな成長につながったと今は確信をもって言えます。
学生の皆さんも毎日の学生時代を楽しみつつ、自分の目指す看護師になれるよう頑張ってください。

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