4南病棟 小児科病棟を紹介します
みなさんこんにちは。
小児科病棟看護師です。
今回は4南小児科病棟を紹介します。
4南小児科病棟とは?
生まれたばかりの新生児から15歳までの小児20床、成人15床からなる混合病棟です。
小児は小児内科だけでなく、小児外科も併設されています。
対象疾患は小児特有の黄疸、アレルギー疾患や川崎病に加え、気管支喘息、肺炎、胃腸炎、感染症、白内障手術、尿路感染症など様々です。すべての患者さんが1日も早く元気に回復し、家族のもとへ退院できることを願って日々看護に励んでいます。
小児科看護師のお仕事とは?
新生児から成人のケアまで幅広い看護を実施しています。
小児に関しては、それぞれの患児の発達、年齢に応じた看護、関わりが必要です。
新生児の入院受け入れも多く、4南病棟に隣接する産科病棟から出生後に呼吸障害や低血糖、黄疸、哺乳不良などと治療が必要と診断された児は小児科病棟へ入院となります。保育器やコット管理で治療が開始され、母子分離期間中は隣の病棟から母が面会に来て、おむつ交換、直接授乳などの愛着形成を含めた育児ケアの指導を行います。母が産科病棟を退院後は小児科病棟で児の付き添い入院(母子入院)を開始できます。育児ケアの手技を獲得できるよう、児と家族の特徴に合わせて実際の家庭生活をイメージしながら、育児に楽しみや自信が持てるように援助しています。
実は小児から大人まで!?4南ナースのお仕事とは?
小児の入院では付き添い入院が必要な場合がありますが、お家の状況は様々で付き添いができない場合もあります。そのような場合は、疾患に対する看護とは別にお母さんの役割も果たさなければなりません。おむつ交換やシャワー浴の介助、おやつ、食事介助に加え、寝かしつけも行います。入院という異なる環境の中、痛い点滴や検査を我慢して乗り越え、終わった後に目を真っ赤にしながらバイバイと手を振る姿を見ると、私たち看護師のほうが勇気や笑顔をもらっているのを感じます。
また病棟保育士が1名在籍しており、入院中も子どもらしく過ごすことができるように「遊びの提供」「生活の支援」「家族ケア」「心のケア」を提供しています。
プレイルームで工作をしたり、お絵かきやぬりえをしたり、いつも楽しく遊んでくれる保育士は子どもたちに大人気です。季節を感じるイベントも保育士が主体となり、医師、看護師を交えて開催しています。年間を通してあるいろいろな行事を体験することは、成長、発達を促すためにとても大切なことです。イベントごとにフォトフレームを作り、写真を撮ってプレゼントしています。
写真は子どもたちのおやつと食事です。
子どもたちが喜ぶような工夫がされています。これにはいつもスタッフもびっくり!!
季節を取り入れたメニューもあります。



【小児科病棟の1日(日勤)のタイムテーブル】
8:30 始業 申し送り
9:00 採血 採血介助 検査出し 清潔ケア 環境整備 点滴交換 薬剤投与
10:00 おやつの配膳
11:00 おむつ交換 吸入 吸引等の処置
12:00 食事介助
12:30 休憩
13:30 バイタルサイン測定 おむつ交換 処置 点滴交換 薬剤投与 シーネ交換
15:00 カンファレンス
16:00 環境整備 看護記録 申し送り
17:15 終業
子ども達と一緒に、私たち4南病棟のスタッフ全員で成長しています
小児科病棟看護師として、看護の難しさ、患児やその家族と関わりの中で悩むこともありますが、元気に退院していく姿を見ると心から嬉しく思います。また、成長して再度入院してきたときに「この前はお世話になりました、またお願いします。」と前回の入院時に受け持ちしていたことを覚えていてくれて声をかけてもらえると、頑張る糧になります。
私たちはこれからも病気と闘う子どもたちを全力で応援していきたいと思っています。
子どもたちの笑顔に囲まれながら成人看護も学ぶことができる、魅力がいっぱいの4南病棟で一緒に働いてみませんか。
