婦人科疾患の手術で入院される患者さんへの看護

4階北産婦人科病棟には、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの手術目的で入院されている患者さんが多くいらっしゃいます。今回は、婦人科疾患の手術目的で入院されている患者さんの看護をご紹介いたします。

手術前日

手術を控えた患者さんが入院されます。入院後は、入院生活や手術のオリエンテーションを行います。婦人科疾患で手術を受ける患者さんには、初めて入院を経験される方も多くいます。入院生活を不安なく過ごせるよう、一人ひとりに合わせて丁寧にオリエンテーションを行います。

手術当日

朝から手術の準備を行います。検温、浣腸などの前処置、点滴を始めていきます。そして、手術時間になりましたら手術室までご案内します。
患者さんが手術を受けている間に、帰室に備えてモニター類や酸素を準備し、患者さんを安全に受け入れるため病室を整えます。
手術終了の連絡を受けたら、手術室まで患者さんのお迎えをします。帰室後は患者さんの全身状態の観察を行います。術後の痛みがある場合は医師の指示のもと薬剤を投与し、痛みが緩和されるようケアします。

手術後

術式にもよりますが、多くの患者さんは、医師の指示のもと術後2~3時間で離床を始めます。患者さんの全身状態に注意しながら、初回歩行に付き添います。
手術後は痛みが強く、起き上がることがつらいと訴える患者さんもいらっしゃいますが、手術後の合併症を防ぐためにも術後1日目から積極的に活動拡大していけるようスタッフがお手伝いします。
退院後に不安なく過ごせるよう退院後の生活について退院指導を行います。入院日数は術式によって異なりますが、術後1日から7日前後で退院が可能です。

<4階北産婦人科病棟スタッフから患者さんへ>

短い入院ですが、看護師、助産師、クラーク、看護助手と力を合わせて患者さんの看護にあたります。病気の不安、手術の不安があるかと思いますが、私たちスタッフはその不安をしっかり理解し、寄り添い、患者さんが安心できる入院生活を送っていただけるよう婦人科看護を実践していきます!

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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