7月19日~7月21日の3日間にかけて、新人看護師を対象に‘多重課題研修‘を行いました!
当センターでは、病棟によって多少時期の差はありますが8月下旬くらいから新人看護師の夜勤が始まります。夜勤では、日勤よりも多い人数の患者さんを受け持つことになり、より広い視点で仕事をすることが大切になります。
そこで、毎年夜勤がスタートする直前のこの時期に《多重課題研修》を行っています。
多重課題研修は、教育企画委員が患者役となり、シミュレーション形式で行います。
ひとつの部屋で起こる様々な現象に、いかに優先順位をつけながら対応して行くか、頭をフル回転して考えます。
シミュレーションの後には、全員でディブリーフィング!
実施者のシミュレーションの良かったところ、疑問に思ったところ、自分ならこう考える・・・など、意見を交わし、また患者役の教育企画委員にもフィードバックをもらいながら時間をかけて学んでいきます。
「多重課題の対応の仕方」には明確な答えがありません。
自分が何と何を抱えて迷ったのか、そのとき優先すべきだと考えたことは何だったのか、考えどおりに行動ができたのか、ほかにいい方法があったのか、人に頼めることは何か・・・など、しっかりと振り返ることが実践につながります。
シミュレーション前はみんなとても緊張していた様子でしたが、シミュレーション後は、自分の行動を冷静にしっかりと振り返ることができていました。
私たち新人看護師教育メンバーは、シミュレーションのシナリオ作成から患者役の詳細の設定、物品の準備、シミュレーションのリハーサルと、何度も何度も打ち合わせを重ねてこの研修を企画しています。
4月から新人研修を企画・施行している私たち教育企画委員会メンバーから見て、今回の多重課題研修は新人看護師の成長を感じることができるうれしい研修でした。
がんばれ!新人看護師さん!!
看護部教育企画委員会 新人看護教育担当より