今回は脳神経外科病棟の様子をご紹介します。
当センターの脳神経外科は、脳卒中をはじめ脳腫瘍や頭部外傷、その他けいれんや三叉神経痛などの機能的疾患に対応し、手術前後、急性期~回復期まで、さまざまな患者さんが入院されています。
脳神経外科には麻痺や意識障害のある患者さん、自分の意思を表すことが困難な患者さんが多く、私たちは患者さんが自分らしく生きていくことができるようには生活全般に渡って支援をしています。
脳神経外科疾患では早期にリハビリを始めることがとても大切です。患者さんたちは、手術後や脳卒中発症後すぐの点滴、その他のデバイスが入っている状態でも、全身状態を注視しながらどんどんリハビリを進めていきます。
患者さんたちが治療やリハビリをがんばっている姿を見ると私たちもすごく励まされますし、そのために環境を整えたり、全身状態を整えたりしていくのが私たちの大切な役割であり、脳神経外科看護の醍醐味です!
治療とリハビリの先に患者さんの目標があるわけですが、患者さんがより良いアウトカムをむかえるために、脳神経外科では特に多職種連携が欠かせません。
毎週月曜日には、患者さんに関わるすべてのスタッフ(医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・薬剤師・MSW)で多職種カンファレンスを行っています。
まずは患者さんとご家族の希望を聞き、方向性と目標を決めます。それが決まると、達成に向けて障害となることは何なのか、どうすれば解決できるのかをそれぞれが専門的目線で意見を出して話し合っています。
「もちは餅屋」といいますが、私たちは一人一人がその道のエキスパート!プロフェッショナルであるという自覚を持ち、多職種がお互い尊敬しあって毎日の仕事に取り組んでいます。
Team of Expert does not make an Expert team.
多職種が、職種の垣根を越えて「患者さんのために」という思いで日々働いています。
~ 5南病棟 看護師 ~