只今、心臓血管外科器械出しトレーニング中!!

みなさん、こんにちは! 手術室看護師です。

3月になり、すこし春めいてきましたがまだまだ寒い今日この頃です。

私たち手術室看護師にとって冬とは、緊急手術が多くなるというイメージを持っています。12月は心臓血管外科手術件数が59件と、過去最高の月間手術件数でした。

現在手術室では、緊急の手術も多いため、心臓血管外科手術に対応できる看護師を育成するため日々トレーニングを行なっています。

手術室で直接手術にかかわる看護師は、「器械出し(直接介助)看護師」と「外回り(間接介助)」看護師の二種類に分けられます。

心臓血管外科手術では他科の手術とは異なり、心臓を止めて行う手術も多くあります。心臓の代わりとなる人工心肺装置を使用し心停止状態で手術をしますが、無制限に心臓を止めておくことができるわけではありません。その為、器械出し(直接介助)看護師には、知識だけでなく、スピードや正確さも要求されます。

先輩看護師は器械出し看護師と1対1で術前よりシミュレーションを行い、実際の手術中には、トレーニング中の看護師がスピードや流れに対応できているかを見極め、フォローや指導にあたっています。また、心臓血管外科医や臨床工学士などの他職種から解剖的説明や、手術におけるポイント、術式、患者の特性に合わせた手術手技の選択、人工心肺などの説明を優しく指導を受けたり、アドバイスしてもらうこともあります。初めて心臓血管外科手術につく看護師は、覚えることも多くスピードについていくことに必死になり、とても緊張してしまいます。しかし、先輩看護師だけでなく医師や臨床工学士など心臓血管外科に携わる全ての人がサポートしてくれるため、安心して手術につくことができます。

1人前になるまでにすこし時間はかかりますが、自信をもって心臓血管外科手術に対応できるよう日々トレーニング中です。

〜手術室 看護師〜

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