診療看護師からはじまる「NegativeをPositiveへ!」日本NP学会第3回学術集会レポート

今回は私たち診療看護師の学会についてのお話です。日本NP学会第3回学術集会が2017年11月25日に開催されました。日本中から200人以上の診療看護師が集まる学会で、今年のテーマは「医療をつなぐ診療看護師(NP, Nurse Practitioner)」でした。学会会場は千葉県成田市の国際医療福祉大学成田キャンパスで、まだ新しい大変きれいな建物でした。中に入ると成田市のゆるキャラ「うなりくん」がお出迎えをしてくれました。また学会会場では、通常関連図書の販売や医療機器の展示は多くみられますが、日本NP学会ではなんと、それらの他に、千葉県や成田市の特産品の販売も行われていました。地方から来た診療看護師(NP)は、お土産に買っていたようです。

いよいよ学術集会の始まりです。東京ベイ・浦安市川医療センターの診療看護師(NP)は、心臓血管外科や集中治療科などの急性期の分野で活動していますが、他の病院で活動している診療看護師(NP)は慢性期など様々な分野で活動しています。演題発表では、日々の活動の中で得られた診療看護師(NP)の役割を報告する内容が多くありました。演題発表の他にはランチョンセミナーや教育講演、ハンズオンセミナーなど学習をする機会もありました。私は創傷管理のランチョンセミナーに参加し、特定行為の一つである「創傷の陰圧閉鎖療法の実施」について深く学ぶことができました。これから当院の診療看護師全員でこの学びを共有し、自分たちの臨床の場でも十分に活かしていきたいと思います。私たち診療看護師(NP)にとって専門の研修機会は国内にまだまだ少なく、今回の学会参加はとても貴重な学びの場でした。

米国におけるNurse Practitionerの「生みの親」ロレッタ・C・フォード博士から一般社団法人日本NP大学院協議会へのビデオメッセージを視聴する機会がありました。ビデオメッセージでは、米国でNPを創設した当時の様子などについて知ることができました。現在の日本が直面している状況は米国でNPを創設した当時と似ていたようです。私たち、診療看護師(NP)が今後の日本における歴史を作っていく中で、とても参考になるものでした。

日本NP学会は、日本中の診療看護師(NP)が集まる数少ない機会です。大学院で苦楽を共にした同期や東京ベイ・浦安市川医療センターを卒業した同僚との再会、また他の病院で活動する診療看護師(NP)や診療看護師(NP)を目指している学生など、新たな仲間との出会いもありました。
学術集会での学びだけでなく、仲間同士で近況報告や今後についての情報交換をしたり、懐かしい思い出話に花を咲かせたりと充実した1日でした。

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 看護部

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