こんにちは。
東京ベイ浦安市川医療センター総合内科スタッフNPの三浦です。今回は総合内科スタッフNPのある1日について紹介していきます。
◆7:30 出勤 モーニングカンファレンス参加
東京ベイ総合内科では日曜日を除く毎日朝7:30から前日当直帯で入院した患者さんのカンファレンスを行ないます。当直帯での診察内容や治療方針に困ったことなどを話し合うことで、参加者全員に共通した学びを得ることができます。
◆8:15 専門科カンファレンス参加
モーニングカンファレンスの後は曜日毎に各診療科からのレクチャーが行われます。腎臓内科、脳神経内科、呼吸器内科、循環器内科、感染症内科、膠原病科などをはじめ、月1回程度外科系(整形外科・一般外科)、救急科の合同カンファレンスも開催されます。
◆9:00 チーム毎に回診、診療業務開始
概ねこの時間からチーム毎に回診が始まります。
私はチームに所属をしていないため、『ショートコール』を担当します。
*『ショートコール』とは他科から内科にコンサルトを依頼したい場合に連絡できる専用PHSになり、日勤帯では14:00までが担当となります。
主に内科への入院・併診依頼や、外来・入院中患者の手技依頼などの依頼が多くかかってきます。要件が済んで電話を切ったと思ったらすぐ次の連絡なんてこともしばしばあります。
あらかじめ回診開始前にチームの患者数やチームメンバーの休暇など、チーム状況を把握し、コンサルトを受けた内容からどのチームに入院をお願いするか決めて連絡をします。(看護師にとっては病棟のベッドコントロールに少し似ていますね。)
また手技依頼に関しては、自分で対応可能なものに関しては自ら行ってしまうこともあります。
◆12:00-13:00 昼食休憩
空いた時間で昼食などを済ませつつ、優先順位を考えながらタスクをこなしていきます。
◆14:00 ミドルコールに引き継ぎ
当直帯の入院受け入れ可能数などを院内で共有するため14時時点での内科入院患者数を計算し、救急科や内科当直医師に報告をします。
同時に翌日の入院予定を内科全体に周知し、チーム状況などを共有ファイルに保存してショートコールはミドルコールへと引き継ぎになります。
*『ミドルコール』は総合内科終業時間16時以降の病棟患者対応(発熱や緊急処方、急変など)を行います。
◆14:00-16:00
ショートコール終了後はPICCやベッドサイドエコーなどの手技や当直帯入院のヘルプなどを行います。

◆16:00 退勤
業務内容によっては超過勤務となることもありますが、業務が終了していたらここで退勤となります。
上記は、とある1日のごく一部を切り取った様子ではありますが、ショートコール以外の日は手技の代行や特定行為の指導・監督などをはじめ、チームの人員不足などがあればスポット代理メンバー、急変対応、ミドルコール担当など総合内科全体を通して活動しています。
業務内容については試行錯誤を行いながら、他にもNPに行える業務があるかを日々模索中です。今後さらに色々なことに業務拡大をしていく予定で、多職種間の橋渡しやそれぞれの職種の業務負担軽減が図れるよう日々奮闘中です。
当院の総合内科では内科系の疾患については各専門科と相談しながら、総合内科を主軸に入院診療を行います。総合内科ではGoal of careを常に考えながら各専門科と話し合いを行い患者さんにとってベストな医療を提供できるよう努めています。
日々の業務で大変なこともありますが、様々な職種と関わることで学ぶことがとても多く、知識のみではない成長を感じることができます。
東京ベイでは総合内科を一緒に盛り上げてくれる診療看護師を募集しています。ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。みなさんと一緒に「診療看護師から始まるNegativeをPositiveへ!」を実践していけるのを楽しみにしています!
