2015年5月20日:柴山謙太郎 医師が第2回日本循環器学会 循環器イメージング賞 優秀賞を受賞しました

写真左より 渡辺弘之ハートセンター長 柴山謙太郎医師 神山潤管理者(CEO)

2015年4月25日に行われた第79回日本循環器学会学術集会(会場:大阪国際会議場、グランフロント大阪)で、当協会が運営する東京ベイ・浦安市川医療センター ハートセンターの循環器内科 柴山 謙太郎 医師が第2回日本循環器学会 循環器イメージング賞 (※) 優秀賞を受賞いたしました。
※ この賞は、日本循環器学会が2013年に横浜で開催された第 77 回日本循環器学会(会長:水野杏一)を記念し、わが国の循環器分野における画像研究の更なる発展、若手研究者の育成を願って「循環器イメージング賞」を設け、毎年度の優秀論文を顕彰するものです.

[受賞した研究テーマ]

●第2回日本循環器学会 循環器イメージング賞 優秀賞
『Effect of Transcatheter Aortic Valve Replacement on the Mitral Valve Apparatus and Mitral Regurgitation: Real-Time Three Dimensional Transesophageal Echocardiography Study』

[研究の背景]

近年、世界では先天性心疾患や弁膜症(Structural Heart Disease)への注目が非常に高く、本邦でも大動脈弁狭窄症に対して経カテーテル大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation: TAVI)が新たな治療法として選択されるようになってきています。
その中で、今回の論文は心エコー図の新技術であるリアルタイム3次元経食道心エコー図で治療前後の僧帽弁の形態や僧帽弁逆流症の変化を評価した画期的な研究であり、世界の主要なイメージング誌であるCirculation: Cardiovascular Imagingですでに公表されております。柴山医師の論文は、TAVIを施行する際に併存する僧帽弁逆流症の治療方針に影響を与えると考えられます。

[柴山医師からのコメント]

日本の内科学および循環器学の主たる学会での学会賞受賞であり、大変光栄に感じております。それと同時に、多くのサポートをしていただいた東京ベイ・浦安市川医療センター 管理者 神山潤 先生、ハートセンター長 渡辺弘之 先生をはじめ私の留学をサポートしていただいたハートセンターや病院関係者のみなさまに、この場を借りて深く感謝の辞を申し上げます。2012年10月から2013年9月までの米国留学では多くの困難がありましたが、それ以上の楽しさや充実感に満ち溢れており非常に有意義な経験をすることができました。また、留学期間は1年間と短期でしたがこのような学会賞をいただけたことで、みなさまの多くのサポートに報いることができたのではないかと一安心しております。
これからは、世界レベルの高度な医療を地域のみなさまに安心して受けていただくべく、当センターで地道に精進していこうと考えております。同時に日本の医療を浦安の地からリードすべく、当センターから全世界に向けて最新の情報を発信していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。
関連リンク:日本循環器学会循環器イメージング賞(日本循環器学会Webサイトへリンク)

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