腎臓・内分泌・糖尿病内科 フェローシップ・プログラム

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ごあいさつ

腎臓・内分泌・糖尿病内科 部長 鈴木 利彦

当科は腎臓・血液浄化、内分泌、糖尿病と非常に幅広い分野をカバーしており、総合内科やその他専門科と協力しながら診療を行っています。腎臓・内分泌・糖尿病内科フェローシッププログラムでは、腎臓・血液浄化、内分泌、糖尿病分野に関する広範なプライマリ・ケアの知識と医療技術を身につけることはもちろんのこと、標準レベルの内科一般の知識・技能を持ち、それを後輩に指導できる医療人を育成することを目標としています。

腎臓・血液浄化分野では蛋白尿精査・管理から血漿交換・アフェレーシスの実施まで、慢性期から急性期にわたって幅広く診療しており、腎生検の定期的な実施を含めた腎疾患の診断、糖尿病腎症、腎硬化症、膠原病に伴う続発性の腎障害など様々な慢性腎臓病の診療・進行抑制のみならず、急性腎障害症例も多く経験することができます。ANCA関連腎炎は年間10例以上経験でき、産婦人科と協力しながら妊娠中毒症の管理も行っています。また、14床のICUを有する急性期病院である当院の特徴として急性腎障害に対して持続的腎代替療法(CRRT)を実施件数は多く、その他、血漿交換や白血球除去療法、LDLアフェレーシスなどの件数も非常に豊富です。

内分泌分野では特に総合内科や脳神経外科とも協力し副腎疾患、間脳・下垂体疾患、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、性腺疾患などの診断(各種負荷試験を含む)から治療(ホルモン補充療法)までをカバーします。内分泌疾患は稀な疾患が多いですが、当院の特徴として甲状腺クリーゼや副腎不全などの内分泌分野の重症疾患の経験を多く積むことができます。

糖尿病分野では1型、2型糖尿病の血糖コントロールや糖尿病教育目的入院を担当し、適切な食事、運動療法に加え、インスリンの使用法や経口血糖降下薬の使い方を修得します。また、周術期の血糖コントロールや妊娠時の血糖管理にも関わります。3大合併症や動脈硬化性疾患の評価を行うため、他科とのコミュニケーションを重視しています。

上記専門分野の知識・技能の習得に加え、希望者は総合内科へチームリーダー・アテンディングとして関わることで、広範な内科一般の知識と医療技術を身につけ維持することができます。そのため、ホスピタリストを含めたプライマリ・ケア医としてのキャリアを継続しながらサブスペシャリティとして腎臓・血液浄化、内分泌、糖尿病分野を身に付けたいという方には非常にお勧めのプログラムとなっています。

また、当院の膠原病内科の医師(岩波 慶一 膠原病科専門医、当院は教育認定施設)と連携し、ステロイド、免疫抑制剤の使用方法から実際の患者の対応まで幅広く協力し対応しています。膠原病自体、何らかの形で腎障害を認めている患者さんが多く、常に併診して診療にあたります。特に小血管炎の診療に関しては科の垣根を超えた関係で不定期にカンファレンスを行い、最良の医療を提供できるように対応しており、膠原病についても多くの症例を経験することができます。

加えて慶應義塾大学病院等の施設と連携することで、より専門性の高い疾患の経験が可能であり、希望者には適宜、研究指導も行っています。加えて、当院ICUや聖マリアンナ医科大学救急医学で集中治療の継続的な研修を行うことが可能です。当院は日本腎臓学会及び日本透析医学会の認定施設となっており、いずれの専門医を取得することができます。

腎臓・透析専門医を目指す方も、サブスペシャリティとして腎臓・内分泌・糖尿病分野の知識・技能を身につけたい方も全て歓迎しますので、興味のある方は是非見学にお越しください。

指導医紹介

プログラムを担当する腎臓・内分泌・糖尿病内科医師はこちらからご覧ください

腎臓・内分泌・糖尿病内科 フェローシップ・プログラム

概要

当科のフェローシッププログラムは、サブスペシャリティとして腎臓・透析・内分泌・糖尿病分野を勉強したいプライマリ・ケア志向の方向けのプログラムと、腎臓・透析専門医のスペシャリストをめざすプログラムを用意しています。
当院は地域医療振興協会の施設として、関連病院でのトレーニング期間を設けております。

フェローシップ・プログラムの詳細

・ プライマリ・ケア / 腎臓・内分泌・糖尿病サブスペシャリティコース

◆修了後取得可能資格:総合内科専門医、腎臓専門医、透析医学会専門医
これまで総合内科・総合診療科を含むプライマリ・ケア領域で勤務、もしくは同領域に興味がある他分野専攻の方で、そのキャリアを維持・向上させながら、サブスペシャリティとして腎臓・透析・内分泌・糖尿病・膠原病分野の力を伸ばしたい人におすすめです。
当科では膠原病内科の医師と連携し、腎臓・透析・内分泌・糖尿病分野以外に膠原病診療の教育にも力を入れており、ステロイド、免疫抑制剤の使用方法から実際の患者の対応まで幅広く経験できます。
将来的にプライマリ・ケア医としてのキャリアを継続することが可能なのはもちろんのこと、腎臓・透析・内分泌・糖尿病・膠原病分野のスペシャリストとしてのキャリアを歩むこともできます。

・ 腎臓・透析スペシャリストコース

◆修了後取得可能資格:腎臓専門医、透析医学会専門医、総合内科専門医
これまで他院で腎臓・透析分野を専攻しており、さらに曝露症例を増やしたい、もしくはプライマリ・ケア診療に自信をつけたい人におすすめです。
また希望に応じて内分泌・糖尿病・膠原病分野の経験を積むことも可能です。
当科は慶應義塾大学およびその関連病院や、浦安・市川・船橋地区の基幹病院をはじめとする他施設とのカンファレンスを積極的に開催しております。
希望者には本フェローシッププログラム修了後にこれらの施設への推薦が可能です。

特徴

■これまで他分野を専攻していた方でも卒後学年相応の採用となる
■本邦有数の規模の当院総合内科・集中治療科と密接に連携しており、希望に応じて院内ローテーションが可能
■希望によりプライマリ・ケア診療を経験・継続しながら、腎臓専門医、透析医学会専門医を取得できる
■当科が関わる腎臓・透析・内分泌・糖尿病・膠原病分野ともに症例数が豊富であり、特に急性期疾患が多い
■緊急で血液浄化療法を要する症例や、甲状腺クリーゼなど比較的稀な急性期内分泌・代謝疾患を豊富に経験できる
■当院の膠原病内科(当院は教育認定施設)の医師と連携し、ステロイド、免疫抑制剤の使用方法から実際の患者の対応まで幅広く経験できる
■比較的都心に近く、勉強会などへの参加が容易である(とあるテーマパークへは自転車で行ける)
■サインアウト制を採用しており、当番日以外の呼び出しは原則ない
■当院の指導医から継続的な教育を受けながら、他の地域医療振興協会の関連施設においてリーダーシップを発揮しつつ診療を行う機会がある(時には比較的新しい透析室の管理・立ち上げなど)
■慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科、順天堂大学医学部附属浦安病院、国立国際医療研究センター国府台病院、東京歯科大学市川総合病院等との症例カンファレンスを通じた交流が盛ん

フェローシップ・プログラム期間

・ 原則1〜3年間の研修です。個々の経験や都合に応じて、相談させて頂きます。

・ 1年間あたり9ヶ月間、東京ベイ・浦安市川医療センターでの研修を行い、3ヶ月間、地域医療振興協会内の施設での地域研修を行います。地域研修先の病院では、病棟管理、外来・救急、透析室管理などの業務を行いつつ、月に一度、当科スタッフの回診を現地で共に行い、より有意義な研修を行えるようにしています。

・ 希望に応じて、総合内科、救急集中治療科(集中治療部門)などの他科研修を行うことが可能です。

プログラム内容

・ 当院は日本内科学会教育施設、日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会教育関連施設であり、専門医の指導の元、腎臓、透析、糖尿病、内分泌分野について幅広い研修を行います。また、当院の膠原病内科の医師(岩波 慶一 膠原病科専門医、当院は教育認定施設)と連携し、ステロイド、免疫抑制剤の使用方法から実際の患者の対応まで幅広く研修することが可能です。

学術活動

・ 日本腎臓学会総会・日本透析医学会総会・日本糖尿病学会総会等に発表を行います。

・ 慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科、順天堂大学医学部附属浦安病院、国立国際医療研究センター国府台病院、東京歯科大学市川総合病院等との症例カンファレンス等を行います。

総合内科、救急集中治療科(救急外来部門および集中治療部門)とのコラボレーション

・ 病棟は総合内科が担当しており、救急・ICUは救急集中治療科が担当しているため、当科フェローはコンサルタントとして関わります。希望に応じて総合内科のチームリーダー・アテンディングとして病棟を担当することができます。ICUの短期研修や当直も可能です。

募集要項

腎臓・内分泌・糖尿病内科 フェローシップ・プログラム 募集要項←こちらをクリック。

スタッフ医師の声

北村 浩一

略歴:国立国際医療センター(現、国立国際医療研究センター)での初期研修、東京ベイ・浦安市川医療センターでの後期研修、練馬光が丘病院総合内科スタッフを経て、2017年4月より当院腎臓・内分泌・糖尿病内科医員となる。

このフェローシップ・プログラムは、「総合内科で働いてきたけど、さらに専門性を高めたい」と感じ始めている方、またそもそも「腎臓内科専門医として将来はやっていきたい」と思っている方、いずれに対しても対応可能なプログラムと思います。

他院と比較した本プログラムの特徴は下記となります。
1 腎、内分泌、糖尿病管理のコンサルタントとして働く。
2 希望に応じて総合診療科のチームリーダーとして病棟業務を行うことも可能である。
3 原則3年間のプログラムだが年数含めて、適宜調整が可能である。
4 3ヶ月/年に地域病院での研修期間がある。
5 卒業年次に応じた学年(6年目以降)での採用である。
6 日本内科学会教育施設、日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会教育関連施設であり腎臓内科、透析専門医の取得が可能である。
7 雑誌の投稿や論文作成のバックアップが手厚い。

総合内科と腎臓内科は対応する患者層を考慮しても非常に親和性の高い科です。当院は13床の透析ベッドと18床のICUを有する急性期病院であり、慢性期の維持透析管理のみならず、持続的腎代替療法(CRRT)を含めた急性期血液浄化を豊富に経験することができます。外来診療も行なっているため、超急性期から慢性期の患者管理まで無理なく習得することができます。

当院の特徴として、ほぼ全ての内科疾患の管理を行う総合内科、集中治療科と連携し患者さんを診察する点にあります。当科はコンサルタントとして多くの症例に関わり、より集中的に腎、内分泌、糖尿病患者の対応を学ぶことが可能となっています。

本プログラムの特筆すべき点は、卒業年次に応じた学年(6年目以降)での採用となることです。専門医取得を目指しながら総合内科としてのキャリアを継続することができるため、総合内科を現在されている先生にも強くおすすめできるプログラムと思います。腎臓内科、透析専門医取得は可能ですので、腎臓内科専門医として将来やっていきたいと思っている先生にとっても非常に魅力的なプログラムと考えます。また、臨床研究の実施や論文化の指導を受けることができるのはもちろん、雑誌や単行本執筆の機会も多く学術的な活動も可能です。地域病院での研修は腎臓内科医/総合内科医としての役割が求められ、透析室の運営や管理にも関わる機会を持つことができ、やりがいを感じることができると思います。

最後に、当科は他科の専門科がしっかりしているだけでなく、とてもやる気のある研修医、医療スタッフに囲まれて研修することが可能です。ぜひ一度見学に来てください。

坂井 正弘

略歴:新潟市民病院での初期研修、株式会社麻生飯塚病院総合診療科での後期研修を経て、2015年4月より当院総合内科フェローとなり、2017年4月より当院腎臓・内分泌・糖尿病内科医員となる。

このフェローシップは、下記のようなニーズがある人のためのコースです。
①これまで腎臓・内分泌・糖尿病分野で研修を積んでいたが、さらにそれらを深めつつ、集中治療を含めた内科一般の修練を積みたい。
②これまで総合内科・総合診療分野で研修を積んでいたが、腎臓・内分泌・糖尿病分野をサブスペシャリティとすることを考えている。これまでのキャリアを活かしつつ、効率良く専門資格を取得したい。

当院は13床の透析ベッドと18床のICUを有する急性期病院であり、慢性期の維持透析管理のみならず、持続的腎代替療法(CRRT)を含めた急性期血液浄化を豊富に経験することができます。血液浄化・透析センターの医師は経験豊富な看護師、臨床工学技師、薬剤師等と協力して、知識や技能を共有し向上させながら診療に当たっており、非常にバランスの取れた教育環境とも言えます。
またANCA関連腎炎、甲状腺クリーゼ、糖尿病性ケトアシドーシスなど腎臓・内分泌・糖尿病分野の重症疾患の症例数は豊富であり、専門医取得に必要な症例を効率良く経験することができます。
このフェローシップ・プログラムの最大の特徴は、ほぼ全ての内科疾患の外来・病棟管理を担当する総合内科や、周術期管理を含めた重症患者の急性期診療を担っているICUと連携し、時にはその一員となって診療に当たることができる点です。これまで総合内科等を専攻していた医師がサブスペシャリティの専門資格を取得しようとする場合、大学病院などの医局や総合病院の後期研修プログラムに3年目専修医として所属することが一般的でしたが、当フェローシップ・プログラムは卒業年次に応じた学年(6年目以降)での採用となり、専門医取得を目指しながら総合内科としてのキャリアを継続することができます。私もこれまで総合内科としてのキャリアを積んできましたが、現在は腎臓・内分泌・糖尿病分野の知識・技能を深めつつ、総合内科アテンディング及びICU当直医師としても勤務することで総合内科医師としてのキャリアを維持しています。
当院に所属している医師は皆非常に熱心で、多くの刺激を受けることができます。また、レジデントへの教育の機会にも恵まれています。臨床研究の実施や論文化の指導を受けることができるのはもちろん、雑誌や単行本執筆の機会も多いです。興味のある方は是非一度見学にいらしてください。お待ちしています。

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