救急集中治療科(集中治療部門)フェローシップ・プログラム

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当院は、ICU/CCU/SCUとHCUを有している基幹病院です。当科では米国式集中治療を身につけた指導医の下で、一般外科、心血管外科、脳神経外科、循環器内科、一般内科など、様々な分野の重症患者の管理を各種専門科と連携して行い、その都度フィードバックを受けることができます。1人の集中治療医として、チーム医療を心がけ、コメディカルとの協調を図り、さらに、患者に対し全人的医療を行うことが期待されています。レジデント、フェロー、指導医の三層構造になっており、診療、教育、研究の充実を目指しています。

集中治療部門 フェロー・プログラム

集中治療科研修の特徴

米国式のClosed ICU
当院のICUは米国式のClosed ICUを実践しています。Closed ICUといっても、ICUチームだけが患者さんの治療に関わり、他の科を排除するという意味ではありません。それぞれの科が意思疎通をしないままに一人の患者に対して複数科から指示が出されるという危険な状況を避けるために、指示系統をICUチームに一本化するという意味です。そのために、ICUチームは関わっている科とチーム回診を毎日行っています。そうすることにより、より良い医療が可能になるだけではなく、レジデントやフェローがあらゆる科の重症疾患を管理できるようになるというメリットがあります。

システマティックな回診
ICU管理は、「毎日同じことをもれなく評価できる」ということが基本になります。米国式の標準フォーマットに沿ったプレゼンテーションを毎日実践することで、ICU管理に必要なアセスメント能力が自然と身につきます。定期的に英語でのラウンドを行い英語でのディスカッションも身につけることが出来ます。

鑑別診断力の重視
内科の重症患者や合併症を起こした術後患者は、数字あわせではなく、「何が起こっているのか」を的確に判断するための鑑別診断力が必要になります。東京ベイの救急集中治療科(集中治療部門)は、小児を除く全ての科の患者管理を行いますが、病気そのものに対する知識、および鑑別に代表される「内科の力」を重視しており、他院の集中治療室ではなかなか身につけることが出来ない知識を習得できます。

生理学の重視
重症患者や、急変した患者を的確に評価するためには生理学の知識が必須です。また、日々変化する “エビデンス”やガイドラインに振り回されないようにするためにはしっかりとした生理学の知識が必要です。当科では生理学を重視し、実際の患者に当てはめて考える習慣を身につけることが出来ます。

世界標準的な診断・治療ガイドラインの知識が身に付きます
どこの病院で研修をしても一貫した治療が出来るように世界標準的なガイドラインの習得に重きをおいています。具体的には脳梗塞であればAHA、ACCPのガイドライン、感染症であれば、SSCG2012、サンフォードガイド、更にはIDSAガイドライン、などを参考に世界標準な治療法を身に付けることを目指します。

豊富な手技
挿管、気管支鏡、中心静脈ライン、PICCライン、動脈ライン、チェストチューブ、経皮的気管切開術、PCPSやECMO導入、エコーなど、様々な手技を身につけることが出来ます。

適切なコミュニケーションが出来るようになる
重症患者を扱うことが多い救急集中治療科(集中治療部門)においては、患者やコメディカル、更には関連他科医師とも良好なコミュニケーションを取ることが出来る能力が重要です。場合によっては、非常に厳しい話を患者家族に伝える必要もあります。日々のディスカッションから他科へ適切なコンサルテーションが出来るようになること、さらには患者や家族への精神面でのケアが出来るようになることを目指します。

日々のクリニカルクエスチョンに答えるための情報検索指導とレクチャー
指導医による毎日のベッドサイドティーチングやレクチャーだけではなく、日々の診療で生まれた疑問に対して、自らエビデンスに基づいた答えを導き出せるように情報検索の仕方およびその情報の使い方を指導していきます。レクチャーはDropboxやEvernoteなどの共有ソフトを使用し皆で適宜アップデートしています。

学術的な活動
当院の救急集中治療科(集中治療部門)ではいくつかの研究プロジェクトが進行しています。ドクター、ナース、CE、理学療法士などがアイディアを出し合い、東京ベイ研究委員会の協力を得ながらデータを収集し、学会で発表をしています。

他院との合同ジャーナルクラブ
毎週火曜日に他院との持ち回りでジャーナルクラブを行っています。集中治療領域における最新の知識をアップデート出来る以外にも論文の読み方なども学べます。

救急集中治療科研修 1日の流れ

東京ベイの後期研修医の1日(平日)を紹介します。

6:30頃−7:00
プレラウンド

7:00−
フェロー+レジデントでプレラウンド

8:00-
心臓血管外科術前カンファレンス

8:15−10:30
アテンディングを含めた全体ラウンド
順番としては、
8:15から心臓血管外科
8:30から脳神経外科
その後外科・循環器内科など、適宜担当科とチームラウンド

12:30−13:30
火曜日は他施設との合同Journal Clubがあります。
適宜救急集中治療科(集中治療部門)レジデントが発表します。

13:30−16:00
当直明けのレジデントは帰宅
その他は病棟業務

14:00-15:00
月曜日と金曜日にレクチャー

16:00−17:00
夕ラウンド兼当直医にサインアウト

※平日はレジデント2名と内科アテンディングもしくは救急集中治療科(集中治療部門)のフェロー以上の当直医1名が当直をしており、ひと月あたりの当直回数は6回程度です。JADECOMの休みの規定内に収まるよう休みがあり、土日・休日の区別はなく、シフトを組んで平日休みの時もあります。

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