集中治療室における「縁の下の力持ち」 〜臨床工学技士の仕事〜

集中治療室(ICU)からの第4回web通信は、様々な医療機器を扱い、集中治療室における「縁の下の力持ち」となっている臨床工学技士の紹介です。

現代の病院において医療機器はなくてはならないものであり、集中治療室においてはなおのことです。
当院においては約200種類1500台以上の医療機器が使用されています。
人工呼吸器、心臓補助装置である大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS)などの生命維持管理装置を始め、人工透析装置、低体温管理装置などの治療機器や、心電図や酸素濃度などを監視するモニタ機器など多種多様な機器が常に稼働し、重症患者の治療・監視をおこなっています。
機器に異常等があれば患者さんの命に直結してしまうこともあるため、当院の臨床工学技士は集中治療室に24時間常駐しています。もちろん臨床工学技士もICU回診に参加し、治療方針を共有し、機器による治療に関わる際には医師、看護師、薬剤師と協力しています。

透析治療を行う際には、どのような手法で何時間行うのかを医師とディスカッションし、患者のリハビリテーションや看護ケアなども含めて調整を行い、治療目的や計画を共有しながら行います。
集中治療室での透析は、24時間持続して行うこともあります。

IABP、PCPSなど循環動態を維持する機器の導入の補助や動作中の監視も行います。
生命に直結する重要な機器ですので、知識の共有のために定期的に勉強会・シミュレーション研修会を実施し、全スタッフで適正かつ安全な管理ができるように努めています。

また、安全確保のために使用後は必ず点検を行い常にメンテナンスの行き届いた機器を提供しており、使用時は使用中点検を毎日行って適切に医療機器が使用されていることを確認しています。

医療機器は日進月歩であり、新しい機器や技術が次々と開発されてきます。
新しい医療機器の導入の際には勉強会や研修を行い、医師や看護師と共によりよい医療の提供に努めています。

このように集中治療室に入院した患者さん、そしてご家族が安心して治療を受けられるように臨床工学技士は日々活躍しています。

文責:宇佐見 直

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