初期研修紹介

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国際標準の医療知識・技術を身につけ、豊かな人間性と高い倫理性・協調性を備えた、地域医療に貢献できるレジデントを育成します!

初期研修のご紹介

「我々の求めるレジデントとは?」

→ 下記の要素RESIDENTを持ち、地域医療に貢献できるレジデントの育成を目指します
R Reflection(反省)、Reporting skill(報告(病歴・身体所見))
E Emotional stability(感情的に安定)
S Sincerity(誠実、正直)、Self awareness(無知の知、自身のバランス)、System based thinking(医療システムの社会的役割の認識、医療の質改善)
I Intellectual curiosity(知的好奇心)、Integration(科学とArtの融合)
D Goal directedness(目標に向かって進むことができる)
E Ethical stability(倫理的に安定、プロフェッショナリズム)
N Networking skills(ネットワークのスキル)
T Team player(チームの中で活躍できる)

当研修プログラムの目的と特徴

高い倫理性・協調性を持って地域医療に貢献できる、志の高いジェネラリストを養成することが研修プログラムの目的です。このプログラムには以下のような特徴があります。
一定期間内にチームの一員として活躍できるジェネラリストに育成:診療だけでなく教育、マネジメントも
地域医療振興協会の運営施設であることを生かし、僻地でも自信を持って診療できる能力を習得
国際標準の指導医の診療から学ぶことができる
基本のジェネラリスト研修の上に、個人の希望に沿って専門科(Subspecialty)研修も遂次追加可能
北米式救急の基礎を習得できる
本邦の新医師臨床研修の到達目標を十分満たしながら、ACGME(米国の卒後医学教育認定評議会)のスタンダードにも則した研修
地域医療振興協会の運営する地域病院、診療所、さらには島嶼部の診療所、もしくは連携する県内の医療機関など、多様な場での地域医療研修が可能

目標設定

このプログラムでは目標として2つのアウトカムを設定しています。
1. 新医師臨床研修の到達目標(厚生労働省)
厚生労働省の新医師臨床研修制度の研修理念、到達目標の達成を目標とする。

2. 6つのコンピテンシー(全米卒後医学教育認定評議会ACGME:Accreditation Council for Graduate Medical Education):内科・外科・救急での努力目標
初期研修修了認定時には、上記1が達成されていなければならない(上記2は努力目標)。そのため、ローテート単位で研修終了時にこれらのアウトカムが到達されているかどうか、指導医が評価する。

研修理念

臨床研修は、医師が、医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。

到達目標

医療人として必要な基本姿勢・態度

(1)患者・医師関係
患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立するために、
1)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
2)医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントが実施できる。
3)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。

(2)チーム医療
医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと協調するために、
1)指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。
2)上級及び同僚医師や他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる。
3)同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。
4)患者の転入・転出に当たり、情報を交換できる。
5)関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。

(3)問題対応能力
患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣を身に付けるために、
1)臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBM =Evidence Based Medicineの実践ができる。)。
2)自己評価及び第三者による評価を踏まえた問題対応能力の改善ができる。
3)臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ。
4)自己管理能力を身に付け、生涯にわたり基本的診療能力の向上に努める。

(4)安全管理
患者及び医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身に付け、危機管理に参画するために、
1)医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。
2)医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる。
3)院内感染対策(Standard Precautionsを含む。)を理解し、実施できる。

(5)症例呈示
チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うために、
1)症例呈示と討論ができる。
2)臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。

(6)医療の社会性
医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献するために、
1)保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる。
2)医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
3)医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
4)医薬品や医療用具による健康被害の発生防止について理解し、適切に行動できる。

FAQ

指導体制はどうなっていますか?

内科では、6年目以上の内科医師と各専門科上級医の指導のもと、4または5年目、3年目、初期研修医の3〜4人編成のチーム単位で病棟管理を行います。各チームで担当する患者数は18-25名程度です。その中で初期研修医は5-10名程度の患者さんを担当することになります。病院内には米国専門医資格をもった医師や、”Intensivist”, “Hospitalist”の編集執筆者などの著名な医師が多数在籍しています。
救急では3年目以上の医師が常時2名以上出勤しており、充実したバックアップのもと診療に当たることができます。24時間救急科専門医がいてコンサルトができる体制となっています。
多くの若手医師がお互い刺激し教え教えられながら日々切磋琢磨しています。

手技は多く経験できますか?

採血やルート確保をルーティンで初期研修医が行うことは基本的にはありませんが、自主的に行うことは可能です。また、救急を回っている際には積極的に経験できるよう手配することが可能です。集中治療部門や麻酔科研修では気管挿管や中心静脈カテーテル挿入など高度な手技を含め、数多くの手技を経験できます。単に手技を行うだけでなく、手技の準備、適応、禁忌、合併症、手順についても深く学習することを目標としています。

1年目の研修で当直はありますか?

内科、外科では月4-6回ほど病棟当直があります。内科では1回の当直当たり平均5-8名以上の入院患者があり、後期研修医やフェローなどの指導のもと入院の初期対応に当たります。内科領域全般のコモンディジーズに数多く暴露され、鍛えられます。外科当直では上級医とともに外科コンサルト、緊急手術などに参加します。救急ではシフト制が採用されているので、定期的に夜勤があります。しっかりしたバックアップ体制ができています。わからないまま放置されることはありません。

救急は充実していますか?

救急は北米型ERの方式をとっており、様々な重症度の疾患に対応できる体制です。徒歩来院の発熱から、来院時心肺停止の症例まで経験することができます。また当直業務においても必ず指導医にコンサルトしフィードバックを受けられる体制があります。
また、1年目の救急以外の科をローテーション中も週1回救急外来で研修行うことができます。Walk-inも救急搬送も両方診察することになります。必ずや先生の力になる研修となることでしょう。

実働時間はどれくらいですか?

内科では7:30のカンファレンスから始まり、14:00に当直帯へ移行するため、以降の新入院は当直でなければ基本的に担当することはありません。おおよそ17時頃にチームのまとめが終わることが多いです。以降は夜間帯に引き継ぎ(サインアウト制)を行うため、基本的には病棟からのコールはありません。その後は自己学習に励むなど、熱心な先生もいます。
救急集中治療科(救急外来部門)はシフト制で日勤と夜勤があります。ともに8時間を超えることはありません。

感染症について学ぶ機会はありますか?

内科ローテーションの間は、隔週で感染症専門医の指導のもと行う感染症カンファレンスがあり、実際の症例に基づいて感染症を勉強します。また、グラム染色を当たり前に行う組織文化もあり、感染症に触れる機会には事欠きません。

学会発表はできますか?

各科ローテーション中に多くの初期研修医が学会で症例発表を行っています。
余裕のある初期研修医には論文化の指導も行っています。

初期研修終了後の進路はどのようなものがありますか?

2018年度初期研修プログラム卒業生 6名
東京ベイ後期研修 1名
他院後期研修 5名

地域研修について教えてください。

地域医療振興協会の運営する地域病院、診療所、さらには島嶼部の診療所など、もしくは連携する県内の医療機関、多様な場での地域医療研修が可能です。
3ヶ月(診療所:1ヶ月、2ヶ月:病院)研修予定です。
研修先は津保川診療所(岐阜県関市)
西吾妻福祉病院(群馬県)もしくは日光市民病院(栃木県)で研修予定です。

英語を使う機会はありますか?

外科、救急科では外国人指導医のもと、英語カンファレンスが行われます。また、数多くの外国人医師が招聘されレクチャーが行われます。当院には米国専門医を有する医師が複数所属しており、将来的に海外での臨床研修を考えている場合など希望に応じて、プレゼンテーション等の指導を行うことができます。

外来研修はありますか?

外来研修は救急外来で経験することができます。地域研修でも病院によっては内科外来を行うことができます。

医学的知識に不安がありますが、勉強する機会はありますか?

初期研修医向けのコアレクチャーは週1で1時間程度あります。知識面だけでなく、エコーや診察、手技についても月に1回のハンズオンを行っています。基本的にはローテート中の科でそれぞれ十分にレクチャーがあり、その都度、上級医が指導するために、知識面での大きな心配はないかと思います。

サインアウト制ってなんですか?

内科において、チーム受け持ちの病棟管理を当直に引き継ぐことです。当直でなければ、夜中や休日の呼び出しはまずありません。

研修環境・設備について教えてください。

研修医の希望により契約可能な文献データベースがあります。
UptoDateやClinical key、Dynamed等…病院負担あり
院内にローソンがあり職員割引(10%引)で購入することができます。

住居環境はどうなっていますか?

寮は単身用、世帯用があります。単身者用は築2〜3年で6畳ワンルームです。オートロック、オール家電、バス・トイレ別です。新しく綺麗で一人暮らしなら十分な広さです。駐車場費(病院規定)は別途かかります。個人で住宅を借りる場合にも補助(上記病院規定)がでます。各科で集合時間が異なるので始発や終電が間に合うように住居を決める必要はあります。

都心へのアクセスはいいですか?

東京メトロ東西線で大手町(東京駅)から約20分で最寄り駅に来られます。

病院近辺には何がありますか?

病院は住宅地にありますが、病院から徒歩10分程に浦安駅があり、浦安駅周辺には居酒屋、ファーストフード店、24時間営業のスーパー、ジムなどがあります。自転車を購入すると便利です。

指定の白衣はありますか?

病院貸与の白衣とスクラブがあります。

採用試験はどのような内容ですか?

事前に提出する履歴書とパーソナル・ステートメント、そして面接をもとに選別されます。面接の内容は必ずしも医学的知識を問うものではなく、個人の考え方、行動様式、経験をみる質問が大半です。

飲み会は多いですか?

オフィシャルの飲み会はそれほど多くないかもしれませんが、チーム単位、気の合う人同士で飲みに行くことは頻繁にあるようです。

電子カルテが導入されているか?

もちろん電子カルテ化を行っており、さらに臨床だけでなく研究のサポートも行えるように統計ソフトも導入されたパソコンも用意してあります。

初期研修医より後輩のみなさまへメッセージ

2018年度 入職 小平翔太 先生

忙しくても基本に忠実にやってます

当院の初期研修の最大の特徴は2年間で合計6か月間の総合内科研修です。すべての内科系入院の管理を総合内科で行っており、総合内科ローテ中はありとあらゆる内科系プロブレムに対応します。研修医はチームリーダー(PGY5)、PGY3 or 4の先生とチームを作り、アテンディングの指導のもと診療に当たります。実際5~15人程度の患者を担当し、各患者のプロブレムにファーストタッチで対応していくことになります。分からないことがあれば、同じチームの専攻医にすぐに相談できる環境で、専攻医とは学年も近いこともあり大変わかりやすくご指導いただけます。また、朝・昼のカンファレスでも病棟や外来で直面する問題に対するレクチャーが行われ知識の習得に事欠きません。総合内科ローテ中は忙しく大変なことも多いですが、他院での臓器専門別内科では得られないような実践的な知識を得られていると思います。

ERは2年間で合計3カ月間のローテと週1回のER研修(3時間)があります。当院のERは24時間常に救急科専門医である指導医がERに勤務しているため、どの時間帯であっても患者さんを診察する度にその患者さんのアセスメントやディスポジションまでプレゼンをし、指導医とディスカッションしていきます。患者さんを診る度に指導医へプレゼンをすることは大変ですが、その分正しい知識や新しい知識を身につけることができ、自己満足に陥らない救急診療へ繋がっていくと感じます。

当院の外科は一般外科として消化器外科だけでなく呼吸器外科や乳腺外科、外傷など幅広く扱い、幅広い外科分野の病棟管理から手術まで学ぶことが出来ます。また、当院の外科は病歴や身体所見を重視し、実際その患者さんにオペが必要なのかどうかといった議論までしっかりと行われている印象です。これも患者さんのことを第一に考えているからであり、そういったことを学ぶことが出来る環境は今後ジェネラリストとして活躍するためには必要だと思います。

また産婦人科研修では婦人科として急性腹症から婦人科腫瘍、産科として正常分娩から緊急カイザーまで、産婦人科指導医のもと幅広く学びます。初期研修医として産婦人科で出来ることは限られますが、当院が市中病院で産婦人科の様々な疾患に対応しているため多くのcommonな場面に遭遇しその都度学ぶことが出来ます。

最後に自分が東京ベイに来て最も良かったことは、一緒に高めあっていける同期と、ロールモデルと思えるような素晴らしい指導医に出会えたことだと思います。ぜひ東京ベイに1度見学にいらしてください。

2018年度 入職 吉田 龍太朗 先生

食欲と勤勉欲を満たしています

右手前2番目:吉田 龍太朗 先生

皆さんは東京ベイにどんなイメージがありますか?私が研修をしていて強く感じたことは、医療に熱く、教育にも熱い先生方がたくさんいる教育病院であるということです。医療スタッフは若い世代が多く、皆医療に対して真摯に向き合い、日々成長しようと一生懸命です。それだけでなく、どの先生もお忙しいなか丁寧に教えて下さり、病院全体に「教育」というマインドが感じられます。実際見学に来ていただいた方が分かりやすいと思いますが、総合内科を例にすると、後期研修医の先生や各科の先生方からレクチャーがあり、明日からの診療に活きる実践的な知識を学ぶことができます。また他ではなかなか学ぶ機会のない「リーダーシップは必要か」や「指導の仕方」など面白いテーマのレクチャーもありました。業務に関しては初期研修医も担当医として入院から退院まで責任を持って診療に従事します。もちろん分からないことや悩むことはたくさんありますが、チームで方針を協議し、ときには文献を参考に解決していきます。どの科にも共通していることですが、医学的知識の学びはもちろんたくさんありますが、それだけでなく臨床疑問に直面した時の上級医の対応、スピードは大変勉強になります。

初期研修医にとって貴重な初診外来を経験する救急外来は、年間walk in25,000人以上、年間救急車受け入れ台数10,000台以上と非常に多くの症例を扱います。患者一人ずつ上級医のフィードバックを受けられ、バラエティに富んだ症例を数多く安全に経験出来るのも魅力の一つです。また臨床だけでなく、学会発表も初期研修医にとっては貴重な経験であり、私は救急科で発表の機会も提供させて頂きました。外科や内科で学会発表をしている同期もおり、興味のある分野で初期研修のうちにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

他にも小児科や麻酔科では小児採血や脊髄麻酔などの手技を数多く経験したり、自分で麻酔計画を立てて麻酔をかけたり、2か月間その科にどっぷり浸かって学ぶことができるため、志望科が決まっていない人は特に参考になると思います。同期をみても「医師としての基礎を東京ベイで学びたい」という思いで入ってきた人が多く、彼らと進路について語らいながら日々研修をしています。大変なこともありますが僕らと一緒に成長していきましょう!

以上、素敵な先輩からのメッセージでした。
皆様からの見学を心よりお待ちしております。
何かございましたらお気軽に当院研修センターまでお問い合わせください。
連絡先:047-351-3101 研修センター 加藤 尾形

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