コロナにも心臓病にも屈しない、心臓血管カテーテル治療の感染対策

コロナ禍でも心臓血管カテーテル治療室は止まりません!

循環器内科 新井 順也

当センターハートチームではカテーテル室にて狭心症・心筋梗塞、下肢閉塞性動脈疾患、不整脈、先天性心疾患(心房中隔欠損、卵円孔開存)、弁膜症に対するカテーテル治療を行なっています。これらの治療は外来であらかじめ入院日を決めて行う予定入院・治療から、突然の病気発症のため緊急入院・治療を行うこともあります。

予定入院の場合には、事前に患者さんと連絡をとり体調チェックを行い、万全でない際には治療日程を再調整することがあります。緊急入院の場合には、カテーテル室に入るスタッフは防護服に身を包み治療に当たっています。

新型コロナウイルス感染症が流行しているため、受診を控えている患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか。病気によっては病状が進行してからでは手遅れになってしまうことがあります。

息切れやむくみの原因がコロナ禍での運動不足と思っていたものが実は心臓の病気だったという患者さんもいます。コロナ禍でも安全・安心に医療が受けられるよう当センターでは新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでおりますので、何か不安な症状等がありましたら、一度ご相談ください。

各セクターでのワクチン接種も進んでおり、コロナ禍が終息し、再び平常が戻ることを祈念しております。

感染症にも心臓病にも屈しない、カテーテル室での感染対策

救急外来(カテーテル室)看護師 藤本

新型コロナウイルス感染症の猛威がまだまだ終息せず、大変な日々が続いていると思います。このようなコロナ禍の中でも、当センターのカテーテル室ではカテーテル検査・治療が必要な患者さんに対応し、日々稼働しています。

感染対策として発熱など風邪症状がある患者さんは、基本的にPCR検査などで新型コロナウイルス感染症が否定できるまでは隔離対応させて頂いております。

しかし、すぐにカテーテル治療が必要な患者さんが発熱していた場合はどうでしょうか。PCR検査を待ってから治療では手遅れになってしまいます。

私たちは循環器内科医師、診療放射線技師、臨床工学技士、看護師のカテーテルに携わる職種全員と、感染症科医師を含めた院内の感染対策チームで連携・話し合い、発熱や呼吸状態が不良な患者さんでも緊急で必要なカテーテル治療が行えるように、感染対策を取り入れたマニュアルを作成しました。

私たちスタッフは自分が感染して他の人にうつしてしまわないように、マスクはもちろん、ガウンやゴーグルなど防護服を身につけて対応します。スタッフの顔が隠れている状態であり、慣れない検査室という環境から緊張感が増すことも多いと思いますが、出来る限り声掛けなどして配慮に努めています。

また、治療中の患者さんへの対応は通常のカテーテルと何ら変わらずに行います。患者さんの状態が変わりないか、辛い事はないか常に確認して対応させて頂きます。治療が終わった後は一時的に検査室を閉鎖した上で十分な空間洗浄を行い、全ての患者さんに感染リスクを最小限に抑えた環境でカテーテル治療を受けて頂きます。

患者さん一人一人の治療ごとに、カテーテル治療室をまるごと洗浄するため、新型コロナウイルス感染症以前のカテーテル治療と比べるとどうしても時間がかかってしまいます。当センターでは1人でも多くの患者さんを救うため、重症度の高い患者さんから順に治療を行っております。そのため “状態が安定し、治療に急を要さない”患者さんには当日しばらくお待ち頂く場合もあります(予定時刻を過ぎてからの治療開始)。

カテーテル検査治療を行う患者さん全員ができる限り早く、かつ安全に検査・治療を受けて頂けるようスタッフ一同全力を尽くしていますので、ご理解頂けると幸いです。何か質問や不安があればいつでも気軽に声をかけて下さい。

引き続き、油断のできない状況が続きますが、私たちハートセンターは感染症にも心臓病にも屈せず、全員一丸で治療に挑み続けます。
順調にワクチン接種が進み、少しでも早く新型コロナウイルス感染症流行前の日常を取り戻せるよう祈っています。

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