ハートチームの記事をご覧になられている皆様、こんにちは。東京ベイ・浦安市川医療センターハートチームです。

当センターハートチームは立ち上げから6年目を迎えました。そして今年度より平成が終了し、令和へと変わります。当センターハートチームもそれに合わせ、これまでの経験を糧により多くの患者さんへ医療技術を提供できるよう、さらに強い信念をもって挑戦を続けていきたいと考えております。本記事では、振り返りと称して、立ち上げ時期から平成最後までのハートチームの様子を写真で振り返っていきたいと思います。

当センターハートチームのトップリーダー陣、立ち上げ当初から現在のハートチームを築き上げていただきました。
(左より循環器内科部長:小船井光太郎、ハートセンター長:渡辺弘之、心臓血管外科:田端実)

朝のハートチームミーティングの様子です。その日の心臓治療患者の情報をチーム全体で共有していきます。

(左)集中治療室での朝回診の様子です。チーム力はここでも発揮され、医師に限らず看護師やコメディカルからの意見も踏まえたうえで治療方針を立てていきます。(右)長期的な入院となっている患者さんに対しても、治療を継続していくうえでの問題点を職種間で共有している場面です。

心臓外科手術の現場の一場面です。当センターでは、冠動脈バイパス術、弁膜症手術、大血管手術といった幅広い治療オプションを揃えて、各患者さんに適切な治療を選択しています。手術中の人工心肺装置の管理も臨床工学技士にお任せください。

循環器カテーテル治療の一場面です。当センターでは心臓カテーテル治療はもちろん、末梢血管(下肢の動脈等)カテーテル治療といった、こちらも幅広い治療オプションを取り揃えております。

集中治療室では医師だけではなくコメディカルスタッフもチームの一員として患者さんへの適切な治療をサポートしていきます。複雑な循環機器の管理でも、東京ベイのコメディカルスタッフにお任せください。

心臓専門病棟では衣食住といった生活レベルに落とし込んで機能改善や退院後の社会支援調整に力を入れています。看護師、栄養士、リハビテーション療法士、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーなど多職種が連携して、一人一人の患者さんの治療やケアに臨んでいます。

適切な治療を行うために、治療前後の検査にも一切の妥協はありません。東京ベイ・ハートチームでは様々な画像検査においてそれぞれ専門の検査技師・放射線技師がプロフェッショナルリズムを遺憾無く発揮します。

当センターでは2016年1月より経カテーテル的大動脈弁置換術手術(TAVI)を開始、2019年1月からは経カテーテル的僧帽弁修復術(MitraClip手術)を開始しております。今後も新たな治療技術を積極的に導入し、患者さんにより良い心血管病の治療を行えるよう尽力いたします。令和も、あなたの心臓をチーム全員で守る東京ベイハートチームをどうぞよろしくお願い致します。

<ハートチームから皆様へのメッセージ>

渡辺弘之(ハートセンター長)
「ハートセンターはハートチームで心臓や血管の病気を扱っています。ハートチームとは、心臓血管外科と循環器内科を中心に多職種メンバーで構成されており、複雑化した病気に最適な答を出すことが使命です。このメンバーには高いプロフェッショナリズムとともに、お互いの意見を受け入れてさらに高みを目指す姿勢が求められています。答は個人の知識・技術・経験を超えた熱いハートチームの中にあります。私達はこれからも真面目に 真っ直ぐに 1人1人の病気に誠意を持って対応します。どうぞよろしくお願いします。」

小船井光太郎(循環器内科部長)
「循環器内科には多種多様な心臓の問題で困っている多くの患者さんが来られます。どんな優秀な医師だとしても一人の力でできることは限られており、患者さんを中心としたチームでの取り組みが良い結果をもたらすことは、開院以来わたしたちが一貫して取り組んできたハートチームによる医療が示しております。これからも、コミュニケーションを含めた専門家としての高いスキルをますます高めるよう、日々努力を続けてまいります。重症、緊急、心臓血管で困ったら東京ベイハートチームにお任せください!」

田端実(心臓血管外科)
「東京ベイのハートセンター心臓血管外科は6年目を迎えました。チーム一丸となってゼロからスタートして、今や日本有数のハートチームそして心臓血管外科チームになっていると自負しています。今年は手術成績のさらなる向上を目指すと同時に、心臓血管外科の業務効率化と働き方改革に本格的に取り組みます。外科医が連日病院に泊り込んで患者さんを診るというスタイルは非効率的であり、手術の質を低下させる原因となります。当センターは以前からそのようなスタイルを取っていませんが、深夜に緊急手術を行った翌日に予定手術を行わなければいけないことが時折あるのは事実です。個々の高いスキルはもちろんのこと「チーム力と革新的なシステム」でより一層心臓血管手術の質を向上していきます。」

メニュー