卒業生の声

加藤 綾

略歴:2015年名古屋市立大学医学部卒業。聖隷浜松病院で初期研修修了。2017年度より東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科後期研修プログラム所属。2019年度総合内科チーフレジデントを務める。2020年度より同院消化器内科フェローシッププログラム所属。

東京ベイ総合内科の後期研修の魅力は、ホスピタリストとして多彩な疾患を診療できること・医療倫理を系統立てて学べることの2つだと感じています。

総合内科は7チームで常時140人前後に主治医として対応し、例えば1ターム(3ヶ月)で1チーム100~150人と莫大な数の症例曝露を受けられます。内科系の専門科は循環器・消化器・呼吸器・腎内分泌糖尿病・感染症・膠原病と多岐にわたり、その分だけ幅広い疾患を経験します。こなすだけでなく、チームリーダーや指導医、各専門科に相談しやすい環境も整っています。症例やカンファレンスを通じてその都度丁寧にフィードバックをもらえるため、毎日新たな学びがあります。学会発表や論文作成の指導も手厚いです。また、教育を受けつつも後輩への指導の機会も豊富で、inputとoutputの繰り返しによって3年間で飛躍的に成長できます。

そして、その教育の中で最も特徴的なのが倫理カンファレンスです。今まで漠然と目指してきた「患者さんに寄り添う」とはどういうことか。目の前の患者さんに対して感じる治療選択のジレンマはどうして生まれるのか。カンファレンスを通じて、医師として働く上で大切な医療倫理の考え方を学び、日々実践します。各症例の背景を紐解き、疾患の予後を様々な面において推測することで、症例毎の偏りを生まずに常に1人1人にベストな医療を考え続けられるようになりました。

当院は2012年開院と研修病院としてはまだ若く、他科を含めて若手医師が多く活気にあふれています。時代とともにプログラムや働き方は変わるかもしれませんが、よりよい研修や医療を提供できるよう、東京ベイも日々進化を続けています。将来どの科に進んでも、ここでの3年間は今後の医師としての在り方の礎になるはずです。気になった方は是非一度見学にお越しください。

平松 由布季

略歴:2015年愛媛大学医学部卒業。松山赤十字病院で初期研修。2017年度より東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科後期研修プログラム所属。2020年度より同院総合内科フェローシッププログラム所属。

東京ベイの後期研修では、平岡部長の大切にしている”医師の6 competencies”について学びました。

わたしが特に勉強になったと思っているのはPatient Careです。医療倫理については、初期研修の頃は特別考えたことのない概念でしたが、患者の治療やケアなどの方針を決めるにあたりジレンマを感じた時、それをうまく言語化し、整理し、答えを導くための考え方を学ぶことができました。2週に1回の倫理カンファレンスがあるだけでなく、日常的に倫理コンサルトできる環境や、病院全体で診療科や職種に関係なくアドバンスケアプランニングやコード(心肺停止時の蘇生処置オーダー)について理解を深めている環境は、他にはない価値があると感じます。この3年間で多数のジレンマを感じる症例を経験し、チームリーダーや指導医の先生のサポートも頂きながら、少しずつよりよいPatient Careを実践できるようになってきたと思います。

東京ベイでの研修は、自らの医学的な知識やスキルを向上させてくれただけではなく、総合内科医がなすべき役割を再認識させてくれました。患者の希望するゴールを達成するために、他科や他職種、家族とうまくコミュニケーションをとること、共に働く仲間が疲弊しないようにシステムを改善していくこと、組織全体が成長するように互いに教育し合うこと。そういった能力を身につけることが、総合内科としての”専門性”を磨くことになるのではないかと思い、わたしは引き続き東京ベイ総合内科のフェローシップに進むことにしました。

将来総合内科を目指している方も、専門科を目指している方も、ぜひ東京ベイで一緒にHiraokaismを学びましょう!

稲田 崇

略歴:2013年岡山大学医学部卒業。津山中央病院にて初期研修、その後2015年まで同院呼吸器内科所属。2016年度より岡山赤十字病院呼吸器内科所属。2017年度より東京ベイ・浦安市川医療センター救急総合内科コース(志摩病院コンバイン)所属。2020年度より同院集中治療科フェローシッププログラム所属。

研修を終えて、在籍した3年間で感じたこと、得たものは数えきれないほどありますが、特に印象深いものを3点お伝えします。

  1. 国際標準の医療の実施と日々の学び
    医療は常に情報が更新され、それは臨床の場にも大きく影響し、医師自身も日頃から情報をアップデートしていかなければならないと思います。そのような中で直面する問題に対して国際標準の医療をしていくことは当然果たされる義務ではあると思いますが、中々難しいものだと思います。当院では米国内科専門医を含む指導医のもと、現在言われている標準医療について吟味し、ディスカッションを交えながら目の前の患者にベストと思われる選択肢を追求しています。情報の渦に飲まれそうなこともありますが、そのような環境は逆に幸せなのだと思いました。普段の診療だけでなく、朝・昼の1日2回、症例や疾患、はたまた医師としてのあり方など、様々なレクチャーや情報の共有がなされ、実践する場があり、学びの多い日々となっています。
  2. 総合内科としての役割と各専門科との密な関わり
    これまで、「総合内科」として各科とかかわったことがなく、始めは戸惑いましたが、今となっては重要な存在だと感じています。現代の高齢化社会で各科に跨がるマルチプロブレムをもつ患者さんは多く、メインプロブレムを担当する専門家だけでは手が回りきらないこともあるかと思います。そのような場合に、隙間に総合内科が入ることで各科との調整を行ったり、大きな方針を綿密に専門科と協議・共有した上で総合内科が調整を行ったりすることができ、結果として患者さんの利益を生むのではないかと思います。
  3. 地域研修
    私が修了したプログラムでは伊勢志摩地域の地域病院とのコンバインでこちらでも研修を行いました。ご存知のように地域では高齢化がさらに進み、都心部に比べ平均年齢は高く、Social problemも多々あります。マンパワーや医療資源も制限がありますが、そのような環境でマネジメントしていく力はつきます。また地元の人は慣れ親しみやすく、日々生活する上でも楽しいものでした。

細かいことを言い出すとまだ沢山有るのですが…実際に経験してもらうのが一番かと思います!

山﨑 寛

略歴:2015年岐阜大学医学部卒業。伊東市民病院で初期研修。2017年度より東京ベイ・浦安市川医療センター救急総合内科コース(伊東市民病院コンバインプログラム)所属。2020年度より同院消化器内科所属。

伊東市民病院・東京ベイ・浦安市川医療センターコンバインプログラムは都会と地域にある両施設の特徴を活かしたプログラムです。東京ベイでは日々のカンファレンスやレクチャー、また屋根瓦式によるティーチングから知識や学ぶ姿勢を習得し、伊東市民病院では地域ならではの医療をいち主治医として実戦し、3年間で総合内科医として濃厚な時間を過ごすことができます。

東京ベイの研修ではやる気に満ち溢れる同僚とともに切磋琢磨し高め合い、日々自分の成長を実感することができる病院です。毎日朝と昼のカンファレンスで症例を発表し、知識を共有する中で、自然と自分で調べる習慣が身につきます。チームで診療し屋根瓦式の形をとっているため、学年が下のときは気軽に上の人に相談ができ、学年が上がるとともにリーダーとして下を育てる使命感や責任感が身につきました。また定期的に倫理カンファレンスが開催され、患者の考え方や価値観、社会背景にも重きを置き、疾患だけでなく人として包括的に診療するのも東京ベイ総合内科の強みだと考えます。

僕が初期研修の2年間を過ごした伊東市民病院は伊豆半島の中央に位置する250床の2次救急病院で、科を問わず、疾患を問わず伊豆半島全土の患者が伊東市民病院に運ばれてきます。そこでは自分で救急外来での初期対応を行い、病棟管理を行い、退院してからも自分の外来でフォローアップを行い、最初から最後まで診ることで患者と信頼関係を築きつつ、その疾患のクリニカルコースもはっきりと見えてきます。東京ベイでのカンファレンスやレクチャーで培った知識を実戦で活かし、自分の臨床能力を磨く格好の場です。業務内容だけでなく、都会とは患者層や患者背景、運ばれてくる疾患の種類も違い、東京ベイとは違った経験を積むことができます。伊東は仕事終わりのプライベートも充実しており、海風に当たりながら気さくな上司や同僚と近くの地元料理を食べに行くのが最高です。おすすめの店についてはいつでも聞いてください。

どちらの病院もそれぞれの強みや魅力があり、両方の病院で研修ができる当プログラムは総合内科志望に限らず専門家志望でも、内科の基礎を身に付けたいと考えている皆さんに強くお勧めします。

当院で連携施設研修を受けた専攻医の声

岩佐 和樹

略歴: 2016年 大学卒業後、福岡市内で初期研修開始 2018年 飯塚病院総合診療科で専門研修開始 2019年10月-12月、2020年4-7月 東京ベイ・浦安市川医療センターで連携施設研修

私は飯塚病院総合診療科所属ですが、内科新専門医制度における連携施設研修で昨年と今年の2回にわたり東京ベイ・浦安市川医療センターを選択させて頂きました。

東京ベイを選択した理由としては、これまで専門科に転科することが多かった専門性の強い症例も総合内科中心に診療している点や普段経験することが少ない循環器の症例を多く経験できる点でした。

例えば、急性冠症候群や間質性肺炎、クローン病など専門性が強い分野でも専門科併診の元で総合内科が中心に診療をしており、最初はとても驚きました。診療経験がない分野もあったため戸惑いもありましたが、指導医の先生方からご指導頂いたことで非常に良い経験になりました。

また東京ベイは循環器の症例が非常に多く、盛んに行われている最新の治療も経験できたことは非常に勉強になりました。急性冠症候群や不整脈疾患などのコモンな疾患から、これまであまり経験することの少なかった弁膜症など幅広い疾患に触れて学ぶことができました。また僧帽弁逆流症に対するMitra Clipなど普段経験することのない新しい治療も経験できたことは大きな糧になりました。

実質半年間、東京ベイにお世話になり、新たな総合内科の一面を学ぶことができたことは非常に良い経験となりました。

飯塚病院に戻っても今回学んだことを最大限に活かして精進していきたいと考えています。

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