躍動!東京ベイGIM〜ACP日本支部2019@京都〜

こんにちは、総合内科フェロー(卒後8年目)の安田圭吾です。
当科では卒後年数にかかわらず、多くの学会参加の機会があります。そのひとつが6月8日・9日に京都で開催されたACP(米国内科学会)日本支部の年次総会・講演会です。「生涯にわたる内科臨床能力の育成~新内科専門医制度からの出発~」というテーマの通り、近年内科医に求められている幅広い知識が一挙に学べる魅力的な学会です。
当センターからも多くのレジデント・フェローが参加しました。今回はその内容を一部紹介させていただきます。

目玉セッション「最新論文20選2019年度版:忙しいあなたのために」

当科の平岡先生が企画を担当しACP日本支部ではもはや恒例となっている、最新論文のレクチャーです。臨床医がぜひ知っておくべきエッセンスを我々が抽出し、論文1本あたりたった2分(!)という短時間で次々と発表を続けます。日々臨床で忙しい先生方でも、このセッションに参加するだけで論文20本分の最新の知見を短時間で手に入れることができるわけです。発表者は東京ベイの医師だけでなく、亀田総合病院・聖マリアンナ医科大学・近畿大学医学部附属病院からも参加いただき、総勢20人で発表を行いました。事前の準備のかいもあり、100人会場に多くの先生方が集まってくださり盛況のうちに終えることができました。来年以降もACP名物として続けてまいりますので、ぜひ会場まで足をお運びください。

最優秀賞受賞!「ポスターセッション・口頭発表」

当センターから数名のレジデントとフェローが、英語でのポスターと口頭発表に臨みました。中でも総合内科フェローの松尾先生が口頭発表最優秀賞である「黒川賞」を受賞されました!題名は「Japanese people tend to overestimate their future cardiovascular disease risk (日本人は自身の将来の、心血管系の疾患になる確率を高めに見積もる傾向がある)」というものです。松尾先生は2年以上かけて、当センターで健診を受けた患者さんにアンケートをとり、データを集め、発表と受賞に至りました。当科では上級医の指導・監督のもと、学年によらず若手医師にも豊富な臨床研究のチャンスがあり、多くの学会発表や論文投稿を行うことが可能です。

激戦!病院対抗臨床クイズトーナメント「Dr’s Dilemma」

卒後1-4年目の若手医師チームによる臨床クイズトーナメントで、優勝者は米国で行われるACP年次総会の本戦への出場権利を獲得します。昨年は当センターのチームが優勝し、ロサンゼルスでの本戦に参加致しました。今回は残念ながら優勝には届きませんでしたが、毎年手に汗を握る熱戦が繰り広げられています。興味のある医学生、初期研修医の皆さん、ぜひ東京ベイ総合内科の一員として私たちと一緒に次の臨床クイズトーナメントに参戦しましょう!

東京ベイは新しい仲間を浦安でお待ちしてます!

日々の臨床業務は多忙ではありますが、このような学術的活動も精力的に行っております。
新臨床研修制度となり内科医に求められている知識・技術はますます増えつつありますが、東京ベイでは「すそ野は広く頂は高い」ジェネラルマインドを持った内科医を目指し、日々研鑽を積んでいます。本記事をご覧になっている皆さんもぜひ、私たちと共に内科医の頂を目指しましょう!
東京ベイ総合内科では病院見学を随時受付中です。やる気溢れる若手医師・医学生の皆さんを浦安でお待ちしています!

◆ 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科

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