こんにちは、東京ベイ総合内科です。私たちは、2017年度を通して総合内科医が月に一回「健診で指摘された異常所見」をテーマとした患者さん向けの情報発信をさせていただきました。おかげさまでwebアクセス数、来院患者さんからの声ともに非常に多くの反響をいただきました。記事を執筆した当センター各医師にとっても、東京ベイweb通信の記事を通じて地域の皆さま、全国の皆さまの健康増進と病気の早期発見のお役に立てたことは大きな喜びです。ぜひ今度も皆様の健康管理に当センターコンテンツをご活用いただければ幸いです。
さて、東京ベイ総合内科の2018年度のテーマは、「東京ベイ総合内科の研修の魅力(ここが研修医の将来にとってどんな価値となるか)をお伝えする」ことです。ありがたいことに、毎年全国各地の医学生や研修医の先生が当センターを見学に来てくださっております。そして当センターでの研修を希望してくださる多くの先生方に恵まれ、みなさんが病院総合医(ホスピタリスト )としての経験を積んでいかれます。大変な分だけやりがいも得られるものも多い研修だと思います。そこで、私たちが日頃どのような研修や訓練を受けながら診療させていただいているのか、いわば我々の素地を作っている研修の内容について、毎月ご紹介させていただこうと思います。各テーマについて、より詳細を各月ごとにお伝えしていこうと思います。
5月:ホスピタリストについて
6月:朝カンファ・循環器カンファについて
7月:地域医療について
8月:倫理カンファレンスについて
9月:他院からの短期研修について
10月:他の部門とのカンファレンスについて
11月:外来振り返りについて
12月:MKSAP・気道管理コースなど当センター研修で学べるものについて
1月:緩和ケアチームについて
2月:多職種カンファレンスについて
3月:ジャーナルクラブについて
5月:ホスピタリストについて
そもそもホスピタリスト (病院総合医)とはなにかについてお伝えします。
6月:朝カンファレンス・循環器内科カンファレンスについて
私たちは、毎日新しく入院される患者さんについて、情報共有し、治療方針に問題がないか確認をしています。特に患者さんの多い循環器内科領域については、循環器内科の専門医と方針共有を毎日させていただいています。
7月:地域医療について
当センターの後期研修医は、年間3ヶ月、地域の病院で研修をさせていただいております。
8月:倫理カンファレンスについて
平岡部長による、コードステータス・アドバンスケアプランニングなどの考え方などについて、実践的なレクチャーを受けており、そのご紹介です。
9月:他院からの短期研修について
我々の研修を経験していただくために、毎年数カ月程度、他院から短期研修に来てくださっており、そこで経験したことのご紹介です。
10月:他の部門とのカンファレンスについて
救急科・外科との共有症例についてカンファレンスをしております。
11月:外来振り返りについて
内科外来を日々受診される患者さんの治療方針について、毎日振り返りがありそのご紹介です。
12月:MKSAP・気道管理コースなど当センター研修で学べるものについて
当センターで研修をすると、アメリカ内科学会の自己研鑽ツールであるMKSAPや気道管理コースなどが無料で受けられる体制を整えており、そのご紹介です。
1月:緩和ケアチームの活動について
当センターでは、末期のがんで痛みや呼吸苦がとれないという患者さんをはじめ、重度の心不全や認知症などで入院される方もおられます。当センターでは、医師・看護師・薬剤師・リハビリテーションチーム・栄養士・ソーシャルワーカーによる緩和ケアチームがあり、毎週相談症例についての話し合いをしております。
2月:多職種カンファレンスについて
医師・看護師・栄養士・薬剤師・理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、ソーシャルワーカーで集まり、特に経過の長い患者さんについて多職種から様々な意見を出し合い、患者さんやご家族の価値観に添える最大限の医療を提供できるよう話し合いをしております。
3月:ジャーナルクラブについて
主にACP Journal Clubに掲載された論文をもとに、「新しい知識を得る」、そしてその情報の妥当性も合わせて検証できるようになることを目標にカンファレンスをしています。
今後とも東京ベイ総合内科をどうぞよろしくお願いいたします。
文責:遠藤 慶太