はじめに 〜消化器内科部長 本村廉明からのご挨拶〜
東京ベイ・浦安市川医療センター消化器内科のページをご覧いただきありがとうございます。消化器内科と聞いてみなさんはどんな臓器、どんな病気をイメージされますでしょうか。消化器という言葉だけでは今ひとつピンとこない方も多いと思います。消化器とは人体の消化吸収に関係する内臓、すなわち食道・胃・小腸・大腸などの消化管と、消化に重要な消化液を作る肝臓、胆のう、すい臓などの臓器をひっくるめたものとご理解いただければよろしいかと思います。私たち消化器内科の医師は、これらのお腹の臓器の検査・診断・内科的治療(薬物療法や内視鏡治療)を担当します。
内視鏡とは〜日々進化する内視鏡技術〜
検査・治療において最もよく使われるのが内視鏡、いわゆる胃カメラ、大腸カメラなどであり、当科が最も力を入れている分野であります。内視鏡機器の発達は目覚ましく、新しい技術が次々と開発されています。それに引っ張られるように内視鏡診断や治療もどんどん発展しています。当科では最新の機器をそろえ、新しい情報を常にチェックしレベルの高い医療を提供できるよう、日々精進しています。
内視鏡専門医による苦しくない優しい内視鏡検査〜東京ベイは内視鏡指導施設です〜
胃カメラ=苦しい、大腸カメラ=痛い、といったイメージがあって敬遠されている方も多くいらっしゃると思います。内視鏡医の技量によって検査の苦しさや質が大きく左右されるのは周知の事実です。どこの病院の内視鏡医が高い技量を持っているのか。なかなか分かりづらいのが実情ですが、ひとつの目安となるのが「内視鏡専門医」です。これは日本消化器内視鏡学会という内視鏡の専門集団が認定する、ある種の資格ですが、ある一定水準の知識と経験がなければ取得できないようになっています。また、専門医を取得するためには、学会が認定した指導施設に一定年数勤務しなければなりません。すなわち指導施設とは、学会が認定する指導医(専門医のさらに一段上)のいるある一定レベルの病院ということになります。当センターはこの指導施設となっており、指導医と専門医による充実した体制で診療にあたっております。
私たちは患者さんに少しでも楽に検査を受けていただくために、鼻からの最新の内視鏡カメラも揃え、鎮静薬で患者さんが眠っている間に検査が終わるような環境を整えていますので安心して内視鏡検査をお任せください。
「そだねー内視鏡治療by消化器内科」〜毎月記事を更新していきますのでお楽しみに!〜
このページでは、私たちが実際に行っている検査や内視鏡治療について詳しく解説していきます。
・私たちが実際行っている検査や治療の内容と年間件数の実際
・早期食道がん、早期胃がん、早期大腸がんに対する内視鏡治療の方法
・胆管結石の内視鏡治療の方法
・大腸ポリープの治療の方法
・経鼻内視鏡の特長
・すい臓がんの早期発見、すい臓がんの超音波内視鏡検査
・食道静脈瘤の内視鏡治療
東京ベイ消化器内科の医師が、日常診療でよく遭遇する消化器疾患と内視鏡検査・治療について、病気の検査と治療法を患者さんにわかりやすく解説いたします。
消化器内科のweb記事は毎月の更新予定ですので是非ご覧ください。